プラリーヌとプラリネの違いとは?

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プラリネペースト

フランス菓子に触れていると頻繁に出てくる「プラリネ」という言葉。なんとなくいろんな意味に使われていることに気づきますよね。チョコレートや製菓材料、クリームやタルトなど…さまざまな場面に出てきます。

「プラリネとは実際のことろ何なのか?」

というシンプルな疑問に、この記事で答えたいと思います。

本記事では、フランス語でいう「プラリーヌ」と「プラリネ」の違いについて、それらの背景と日本ごでの使われ方について解説しています。

目次

プラリーヌ(Praline)とは?

プラリーヌ(praline)
プラリーヌ(praline):ナッツの形が残っているのが特徴

プラリーヌ(Praline)とは、砂糖でコーティングされたナッツ菓子のことです。アーモンドやヘーゼルナッツなどを用います。

プラリーヌは袋詰めにされて、スーパーなどに置いてあります。夏のビーチやスキー場、お祭りの屋台などでよく見られます。

プラリーヌの名前の由来

17世紀、ルイ13世の治世、ショワズール公国(Duchée de Choiseul)にプレシス・プラスリン元帥(Plessis-Praslin)の元で働いていたラサーニュ(Lassagne)という料理人がいました。

ラサーニュは元帥に糖衣でくるんだアーモンド菓子を贈りました。元帥はそのお菓子を気に入り、プラスリーヌ(Prasline)と名づけて宮廷に持参しました。そのおいしさは宮廷でも評判になりました。

その後、ラサーニュは引退し、モンタルジ(Montargis)に自分のパティスリー(La Maison de la Prasline)を開きました。そこでもプラスリーヌは評判を呼び、今でもその町でプラスリーヌは作られ続けています。

現在では、1903年に開業したラ メゾン マゼ(La maison Mazet)が引き継いでいます。

プラリネ(Praliné)とは?

プラリネ(Praliné)
プラリネ(Praliné):ペースト状になっているのが特徴

フランス菓子でいうプラリネ(Praliné)は、ナッツを砂糖でキャラメリゼし、それを細かく砕いたり、ペースト状にしたもののことです。

まず、ナッツをローストし、キャラメリゼした砂糖にナッツを絡め、粉砕して作ります。細かい粉砕にしてペースト状にしたもパット・ド・プラリネ(Pâte de praliné)といいます。

キャラメリゼした砂糖を含むのが特徴で、ピーナッツバターや純粋なアーモンドペーストとは異なります。

地域によって Praline の意味は異なる !?

フランス・リヨンとベルギーではプラリン(Praline)の意味がちょっとだけ異なるんです。

リヨンのプラリーヌ(Praline)とは?

[ブリオッシュ オ プラリーヌ ルージュ]赤いプラリーヌ入りブリオッシュBrioche aux pralines rouges
ピンク色のプラリーヌ(Praline rose):ピンクや赤色をしているのが特徴

フランスのリヨン周辺で、プラリーヌといえば、ピンク色のプラリーヌ(Praline rose)のことをいいます。アーモンドを赤やピンク色の砂糖でコーティングしたものです。赤いプラリーヌ(Praline rouge)とも呼ばれるます。

リヨン周辺で Praline といえば、このピンク色のプラリーヌを指すことが多いです。

この地域ではピンク色のプラリーヌを使ったお菓子が多く作られています。特に有名なのが、タルト(tarte aux pralines)とブリオッシュ(brioche aux pralines)があります。

ベルギーのプラリーヌ(Praline)とは?

ベルギーのプラリーヌ(Praline)
ベルギーのプラリーヌ(Praline):ボンボンドショコラのこと

ベルギーでは一般的に、プラリーヌ(Praline)とは中にフィリングが入ったボンボンショコラのことを指します。中身にはガナッシュやプラリネ、キャラメル、リキュールなどを詰めます。

フランスでいう「ボンボン ド ショコラ」のことです。

1912年に、ベルギーの有名ショコラティエであるジーン・ノイハウス(Jean Neuhaus Jr.)が中に柔らかいフィリングつめたチョコレートを作りました。これが現在のベルギープラリーヌの始まりです。ノイハウスは。ブリュッセルに本店を構える老舗のショコラティエとして現在でも世界的に有名です。

よって、ベルギーではプラリーヌ(Praline)といえば、ボンボン・ド・ショコラを指します。

ベルギーでもプラリネ(Praliné)といえば、フランス同様にパット・ド・プラリネ(Pâte de praliné)のことを指します。

日本ではどちらも「プラリネ」

フランスやベルギーでは、これらに区別をつけていますが、日本語ではすべてを「プラリネ」とまとめられています。

フランスのプラリーヌ(Praline)とプラリネ(Praliné)、ベルギーのボンボンショコラにあたるプラリーヌ(Praline)、いづれも「プラリネ」と言います。

ナッツペーストもボンボンショコラ、その中身のプラリネも全部「プラリネ」と呼ばれがちです。

日本語にするとややこしいですが、フランス語ではしっかりと区別があります。

いかがですか?

この記事では、日本で呼ばれる「プラリネ」、フランスでのプラリーヌとプラリネの違いについて紹介しました。これでスッキリしましたでしょうか。

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