今回はリヨン近郊にあるロアンヌに本店のあるプラリュ(Pralus)のサオトメ産カカオで作ったタブレットを紹介します。プラリュではカカオからチョコレートを製造しているショコラティエです。
サントメってあまり馴染みのない国ですよね。少し前にフランスのニュース番組で特集していて、カカオを生産していることも含めて、そこで初めて知りました。フランス語では「サオトメ・エ・プランシップ」というので、そのとき「サオトメ」を「早乙女」に勝手に変換してしまって、日本に関係のある島かと勘違いしてしまいました。
タブレット[São Tomé & Principe]の基本データ

- 商品名:São Tomé & Principe
- 試食日:2026年4月15日(水)
- メーカー/ブランド(製造元):Pralus(プラリュ)
- 重量:100 g
- 価格:6,80 € / 100 g(2026年4月現在で約1,100円)リヨンのショコラティエのタブレットの一般的な価格、ブレンドに比べるとシングルオリジンは少々高めとなる
- 購入場所:プラリュの店舗(Croix-rousse)
- 材料:カカオ(75%)、砂糖、かカオバター、乳化剤(ひまわり油のレシチン)
産地サントメ・プリンシペとは?
サントメ・プリンシペはアフリカの西側の大西洋に位置する島で、赤道ギニアやガボンの西側にあります。
赤道直下にある火山で、年間を通して気温・湿度共に高いため、カカオ栽培に適しています。植民地時代からカカオのプランテーション開発が進められ、近年(2014年)でも3200トンのカカオを生産してます。サントメ・プリンシペのカカオは高品質と評価されているとのこと。
プラリュのタブレット São Tomé & Principeの特徴

- カカオの割合:75%
- カカオの品種:フォラステロ
- 豆:シンプルビーン(シングルオリジン)
- カカオの産地:サントメ・プリンシペ(Sao Tomé-et-Principe)アフリカ
- チョコレートの分類:ダークチョコレート
サントメ産タブレットの5段階チャートとテクスチャ
- 苦味:★★★☆☆
- 酸味:★★★★☆
- 渋味:★★☆☆☆
- 甘味:★★☆☆☆
- 香り:★★☆☆☆
- 色味:焦茶色で、やや控えめのツヤ
- かたさ:割ったときは「パキッ」というスナップ音、ややかための食感
- 口どけ:口の中に入れると最初は溶けづらく、徐々に溶けていく。口溶けはよく、口の中での滞在期間は短いが香りが残る。質感はかためだが、サラサラとしている。
- パッケージのデザイン性:プラリュのタブレットは濃いベージュ色がベースで、店名が黒帯となっています。商品によって黒帯の上下の色が異なります。このタブレット[São Tomé & Principe]は濃いグレーとなっています。リヨンのショコラティエのタブレットのパッケージはやや控えめな傾向があり、それに沿っています。
産地サントメ・プリンシペの特徴(フルーツ系)
プラリュのサイトでは(引用) « Nez frais, fruité, épicé, acidulé, intensité aromatique, long en bouche » 「フレッシュでフルーティー、スパイシーでピリッとした香り。濃厚なアロマ。長い余韻」と表現されています。また、サントメ・プリンシペのチョコレートは赤や黄色のフルーツ(ベリー系や柑橘系、アプリコット)の風味がして、四川山椒のようなピリッとする香辛料にも合うと言われています。
まだ、私は未熟なのでチョコレートの中にベリー系の風味を感じたことがありません。(どんな味なの?)今度試すときはフルーティな風味を感じてみたいですし、香辛料にも合わせてみたいです。
感想&レビュー
サントメ・プリンシペは正直、最近知った国です。フランスのニュース番組でサントメ・プリンシペの観光が特集されていて、カカオの産地となっていることも知りました。高品質のカカオが採れることで昔から有名です。
はじめ口に入れたときのインパクトは強くなく、次に酸味を強く感じ、甘味が来て、渋味が最後に続く。渋味が長く残るが最後はすっきりとした後味。バランスの取れた美味しさがあります。
初めて食べましたが、チョコレートの基本という感じで、とてもバランスの取れたチョコレートだと感じました。突飛な特徴はなく、渋味や酸味、甘味のバランスが取れています。
ショコラティエのチョコレートはスーパーのものよりもかなり濃厚な味がします。香りも味も風味もだいぶ濃いです。渋味と酸味のバランスが良く、甘味も程よくあるので、シングルオリジンのタブレットを初めて食べる方(初心者)に向いています。それでいて、スーパーのチョコレートに物足りなさを感じる方にもぴったりです。
プラリュ(Pralus)ではチョコレートもとても有名ですが、地元では赤いプラリネを詰めたブリオッシュ、プラリュリーヌがもっと知れ渡っています。週末には店頭に長い行列ができるほど。気になる方はこちらの記事もぜひご覧ください。

