フランス料理やお菓子のフランス語のレシピを読みたい方、読んでいる方にお勧めしたい辞典です。一般的なレシピに出てくるフランス語用語はほとんど網羅していると思います。
フランス語の直訳ではなく、日本語で分かりやすい文になっているので、ストレスなく理解できます。すごく使える辞典です。
本の紹介
Lexique de la Cuisine Française Contemporaine
「現代フランス料理用語辞典」は、1991年に初版が刊行され、2007年には改訂版が発売され、2021年には更なる大幅な増補改訂を施し最新版が出版された、フランス料理に関する包括的な辞典です。辻静雄料理教育研究所が編著しているので、しっかりと正確な情報である安心感があります。
第1部では仏和辞典となっており、食材や機器の名前、料理名や菓子名、人名など約3000語を網羅的に収録しています。第2部では和仏英小辞典となっており、1300語以上の用語の意味をフランス語と英語で解説しています。さらに、付録Ⅰでは肉の部位やフランス料理の歴史年表も掲載されています。日本とフランスでは肉の部位の呼び方が異なるため、必須の知識となっています。また、付録Ⅱには数の表記や動詞活用表など、フランス語に関する知識も充実しています。
この「現代フランス料理用語辞典」は、日本とフランスの間でフランス料理に関する言葉の意味を調べる際には最も情報量の豊富な辞書と言えます。普段はフランス語の辞書(フランス語⇄フランス語)を利用している方でも、日本語の意味を知りたい場合に便利です。例文や発音も掲載されているため、フランス語が苦手な方にとっても非常に便利な一冊となっています。
購入先
「現代フランス料理用語辞典」は現在書店で販売しています。
現代フランス料理用語辞典
Lexique de la Cuisine Française Contemporaine
パティスリーをつかった勉強法
フランス語の勉強は単調で退屈なものです。実際にわたしもそう思います。最初は楽しいんですけど、だんだん複雑になっていって、何度も間違えるしイライラします。
というわたしのような学習者の方へ、おすすめのパティスリーをつかった勉強法をお伝えします。わたしもフランスのお菓子に興味があったので、興味があることで勉強を続けていました。
お菓子に関する本(なるべく簡単そうな本)を買い、ノートに書き写します。分からない単語の意味を調べたり、文の構造を分解します。最初は分からないことばかりでノートは真っ赤なのですが、ノート1冊終わることには分かることが増えていきます。
本はレシピや歴史の本を筆写していました。レシピだと同じような表現や単語が出てくるし、文法もB1くらいのが多用されています。
筆写した後は、声に出して発音します。スラスラ読めるようになるまで発音します。
分からない単語や文法を聞いても読んでも分からないので、聞く読む話す書くという全ての能力のベースになる勉強法です。
勉強を始めるのが難しいということがあると思いますが、筆写だと最初はただ書き写すだけでいいので、始めやすいと思います。
ぜひ、興味のある分野からの勉強を始めてみてはいかがでしょうか。
以上、フランスでパティシエとして働くために必要な語学力と勉強法のまとめです。DELFのB1レベルを目指し、努力を重ねることでスムーズにフランスでのパティシエのキャリアをスタートすることができるでしょう。
また、お菓子のレシピから始めるフランス語を勉強する「レシピのフランス語講座」を開いています。ぜひ、パティシエを目指す勉強法の一つとしてご検討ください。
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