レシピのフランス語講座はじまりました!

食文化の秘密を探る貴重な本:フランス料理の歴史

「フランス料理の歴史」は2005年に刊行された「プロのためのフランス料理の歴史」を大幅に加筆、修正して文庫化したものです。元は2004年にフランスで書かれた本(Histoire de la cuisine et des cuisiniers)を翻訳したものです。

フランスで書かれたフランス料理の歴史ということで、内容もかなり充実しています。料理には菓子・デザートも含まれていますので、フランス菓子の歴史を知りたい方にも最適です。

おそらく日本語の本で、フランス料理の歴史について最も詳しい本だと思います。

お菓子から学ぶフランス語講座

本の内容

「フランス料理の歴史」は、フランスの食文化の進化と発展をたどる貴重な一冊です。本書は、ギリシア・ローマ時代から始まり、中世時代、ルネサンス、17世紀のグランド・キュイジーヌ(フランス料理の高級な伝統的スタイル)の誕生、18世紀の宮廷での饗宴、フランス革命によるレストラン業の誕生、19世紀のフランス美食の黄金時代、そして豪華ホテルの誕生による人生の楽しみ方の変化、さらには観光地のレストラン業からヌーヴェル・キュイジーヌ(新しい料理のスタイル)時代への移行、そして2000年前半までの現代の食についてまで網羅しています。

この本は、フランスで2004年に初版が出版され、2017年に日本で再出版されたものです。日本語訳版では、2016年までの現代のガストロノミー(食文化)についても詳しく取り上げられています。

「フランス料理の歴史」は、フランス料理の背後にある文化的な背景や社会的な変遷を理解することができます。時代ごとに登場するスーパーシェフについてとても魅力的に紹介されています。また、現代においては、レストラン業界や観光地と食文化の関わりも言及しています。

フランス料理や食文化に興味を持つ人々や、歴史や食の関係性に興味ある方にとって、魅力的な一冊です。どのようにフランスの食文化はここまで発展していったのかを体験することができます。

購入先

現在はアマゾン等の書店で販売しています。残念ながらKindleでは販売していません。
フランス料理の歴史 (角川ソフィア文庫)

パティスリーをつかった勉強法

フランス語の勉強は単調で退屈なものです。実際にわたしもそう思います。最初は楽しいんですけど、だんだん複雑になっていって、何度も間違えるしイライラします。

というわたしのような学習者の方へ、おすすめのパティスリーをつかった勉強法をお伝えします。わたしもフランスのお菓子に興味があったので、興味があることで勉強を続けていました。

お菓子に関する本(なるべく簡単そうな本)を買い、ノートに書き写します。分からない単語の意味を調べたり、文の構造を分解します。最初は分からないことばかりでノートは真っ赤なのですが、ノート1冊終わることには分かることが増えていきます。

本はレシピや歴史の本を筆写していました。レシピだと同じような表現や単語が出てくるし、文法もB1くらいのが多用されています。

筆写した後は、声に出して発音します。スラスラ読めるようになるまで発音します。

分からない単語や文法を聞いても読んでも分からないので、聞く読む話す書くという全ての能力のベースになる勉強法です。

勉強を始めるのが難しいということがあると思いますが、筆写だと最初はただ書き写すだけでいいので、始めやすいと思います。

ぜひ、興味のある分野からの勉強を始めてみてはいかがでしょうか。

以上、フランスでパティシエとして働くために必要な語学力と勉強法のまとめです。DELFのB1レベルを目指し、努力を重ねることでスムーズにフランスでのパティシエのキャリアをスタートすることができるでしょう。

また、お菓子のレシピから始めるフランス語を勉強する「レシピのフランス語講座」を開いています。ぜひ、パティシエを目指す勉強法の一つとしてご検討ください。

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