現代のフランス料理で知りたい言葉があったら、この辞典さえあれば大丈夫!って言うくらいの本です。料理だけではなく、菓子やパン、酒、スパイスなどフランスの食に関する言葉はすべて載っているといっても過言ではないです。
この辞典、大きさはA4判よりも少し小さめ(約26cm×20cm)で、重さ約4kg!、厚さは約7cmもあるすごいボリュームです。書店で注文して購入して持ち帰るとき腕がちぎれるかと思いました。
ぜひ、フランスの食を知りたい方、仕事に携わる方には読んでもらいたい本です。
本の紹介
[ル ディクショネール デ シェフ ド フェランディ パリ]
この食の辞典はパリにある料理学校フェランディが出版している辞書で、見出し8000語、2000点のイラストや画像が掲載されていています。1512ページあり、すべてカラーで書かれています。出版されたのは2019年で、最近では最も充実した辞典だと思います。
見出し語の内訳は以下の通りです。
- 料理用語:1680語
- 製菓用語:1240語
- 香辛料:1009語
- 肉類:1260語
- 魚類:720語
- 野菜・果物:480語
- 料理とワインの組み合わせに関する:1000語
購入先
この辞典は今のところ日本のアマゾンでもお取り寄せできるようです。この辞典は持ってて損はないです。一生使えます。
Le dictionnaire des chefs Ferrandi Paris
パティスリーをつかった勉強法
フランス語の勉強は単調で退屈なものです。実際にわたしもそう思います。最初は楽しいんですけど、だんだん複雑になっていって、何度も間違えるしイライラします。
というわたしのような学習者の方へ、おすすめのパティスリーをつかった勉強法をお伝えします。わたしもフランスのお菓子に興味があったので、興味があることで勉強を続けていました。
お菓子に関する本(なるべく簡単そうな本)を買い、ノートに書き写します。分からない単語の意味を調べたり、文の構造を分解します。最初は分からないことばかりでノートは真っ赤なのですが、ノート1冊終わることには分かることが増えていきます。
本はレシピや歴史の本を筆写していました。レシピだと同じような表現や単語が出てくるし、文法もB1くらいのが多用されています。
筆写した後は、声に出して発音します。スラスラ読めるようになるまで発音します。
分からない単語や文法を聞いても読んでも分からないので、聞く読む話す書くという全ての能力のベースになる勉強法です。
勉強を始めるのが難しいということがあると思いますが、筆写だと最初はただ書き写すだけでいいので、始めやすいと思います。
ぜひ、興味のある分野からの勉強を始めてみてはいかがでしょうか。
以上、フランスでパティシエとして働くために必要な語学力と勉強法のまとめです。DELFのB1レベルを目指し、努力を重ねることでスムーズにフランスでのパティシエのキャリアをスタートすることができるでしょう。
また、お菓子のレシピから始めるフランス語を勉強する「レシピのフランス語講座」を開いています。ぜひ、パティシエを目指す勉強法の一つとしてご検討ください。
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