「フランス料理ハンドブック」はフランス料理に関わる知識や情報を網羅的に収録した事典です。本書は辻調グループが編著しており、翻訳では分かりにくい用語を日本人にとって合点がいく表現になっています。
とにかく情報量は豊富で、日本語で書かれているフランス料理の用語集としては最も充実しています。
本の内容
「フランス料理ハンドブック」には初心者にとっては必要不可欠なフランスの食の基礎知識から、最新の情報までを網羅しています。フランス料理のすべてを理解し、学ぶことができる一冊です。
本書は分野別に項目を配列し、系統立てて情報を提供しています。それぞれの項目には関連する事項の知識がまとめられており、用語を関連づけて学ぶことができます。
章立て
1.地方料理
2.調理場の設備と調理機器
3.フランス料理の加熱調理法
4.フランス料理の調理の基本
5.料理材料と料理
6.飲料
7.食事の流れと料理
8.外食産業とレストランの仕組み
9.日常と行事の食事
10.フランス料理の歴史https://www.tsuji.ac.jp/books/cat676/france-handbook.html より引用
この事典は常に手元に置いておくことで、調べ物や学習に便利に活用できます。フランス料理に関する疑問や興味が湧いたときに手軽に参照することができ、知識の深化や料理の技術向上に役立つはずです。
フランス料理の歴史も写真や表を用いてまとまっており、別途紹介した「フランス料理の歴史」と併せて読むと理解が深まります。
日本語での用語に、フランス語での表記もあり、発音(カタカナ)も書かれているため、フランス語が分からない方にも親切な書き方になっています。
フランス料理やお菓子に関わる方、食に興味がある方にぜひ手に取っていただきたい一冊です。フランス料理の奥深さや魅力を探求し、自身の料理のスキルを向上させたい方にとって、必携の一冊となることでしょう。
購入先
現在はアマゾン等の書店で販売しています。残念ながらKindleでは販売していません。
フランス料理ハンドブック
パティスリーをつかった勉強法
フランス語の勉強は単調で退屈なものです。実際にわたしもそう思います。最初は楽しいんですけど、だんだん複雑になっていって、何度も間違えるしイライラします。
というわたしのような学習者の方へ、おすすめのパティスリーをつかった勉強法をお伝えします。わたしもフランスのお菓子に興味があったので、興味があることで勉強を続けていました。
お菓子に関する本(なるべく簡単そうな本)を買い、ノートに書き写します。分からない単語の意味を調べたり、文の構造を分解します。最初は分からないことばかりでノートは真っ赤なのですが、ノート1冊終わることには分かることが増えていきます。
本はレシピや歴史の本を筆写していました。レシピだと同じような表現や単語が出てくるし、文法もB1くらいのが多用されています。
筆写した後は、声に出して発音します。スラスラ読めるようになるまで発音します。
分からない単語や文法を聞いても読んでも分からないので、聞く読む話す書くという全ての能力のベースになる勉強法です。
勉強を始めるのが難しいということがあると思いますが、筆写だと最初はただ書き写すだけでいいので、始めやすいと思います。
ぜひ、興味のある分野からの勉強を始めてみてはいかがでしょうか。
以上、フランスでパティシエとして働くために必要な語学力と勉強法のまとめです。DELFのB1レベルを目指し、努力を重ねることでスムーズにフランスでのパティシエのキャリアをスタートすることができるでしょう。
また、お菓子のレシピから始めるフランス語を勉強する「レシピのフランス語講座」を開いています。ぜひ、パティシエを目指す勉強法の一つとしてご検討ください。
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