サントノレは折込パイ生地とシュー生地でつくる土台にシブーストクリームを絞ったアントルメです。サントノレはパリの中心のセーヌ川右岸にある通りの名前でもあります。

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名前

Saint-Honoré

[sɛ̃tɔnɔʁe] サントノレ / フランス語

構成

分類パティスリー/アントルメ
構成シュー生地

折込パイ生地

シブーストクリーム
材料小麦粉



バター

砂糖

牛乳

ゼラチン

ドーナツ状に折込パイ生地を土台にして、小さく焼いたシュー生地で周囲を飾り、キャラメルを接着剤としてシュー生地をパイ生地の周囲にくっつけ、シブーストクリームを絞って作ります。

誕生した時代・場所・人物

時代1975年(20世紀)
フランス
地方イル=ド=フランス地域圏
パリ
人物ガストン・ルノートル
(Gaston Lenôtre)

歴史・由来

サントノレはその名の通り、パリのサントノレにあったパティスリーで作られ、この名前がつけられました。

最初のサントノレは今とは全く違った形と材料のお菓子でした。その後、改良に改良を重ねて、今の形になっていきました。

1846〜47年頃、パリにあるサン=トノレ通りにあった菓子店のパティシエであるシブースト氏(Chiboust)が考案し、サン=トノレ通りで誕生したので名前はサントノレと名付けました。

当初は王冠状のブリオッシュ生地にシャンティイクリームを詰めていました。ただ、生地がすぐに水分を吸ってしまい、生地がだれてしまいやすいという欠点がありました。

その20年後、シブーストの元弟子であったオギュースト・ジュリアン(August Julien)が改良します。フォンセ生地を底に敷き、その上に丸く絞ったシュー生地をキャラメルで接着して、その内側にはクレーム・シブーストを絞りました。小さなシュー生地とクリームで、公爵の王冠をイメージしています。

その後、1950年にブリゼ生地を底にし、1975年にガストン・ルノートル(Gaston Lenôtre)が折込パイ生地を使いました。

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