パステル・デ・ナタはポルトガル発祥のカスタードクリーム入りのタルトレットのことです。ポルトガルの影響を受けてマカオでも同じお菓子が作られ、エッグタルトと呼んでいます。
目次
名前
- Pastel de Nata
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{pastɛl dɛ nata] パステル デ ナタ / ポルトガル語
- Pastéis de nata
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[paʃtɛjʃ də nata] (複数形) パステイス デ ナタ / ポルトガル語
- Egg tart
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[ˈɛɡ ˈtɑɹt] エッグ タルト
構成
分類 | パティスリー/タルト/プチガトー |
構成 | 折込パイ生地 カスタードクリーム |
材料 | 小麦粉 砂糖 バター 卵黄 牛乳 シナモン |
誕生した時代・場所・人物
時代 | 1601年 (17世紀) |
国 | ポルトガル |
地方 | リスボン県 |
町 | リスボン |
人物 | 修道士 |
歴史・由来
1601年、ポルトガルのリスボンにあるジェロニモス修道院でパステル・デ・ナタは作られ始めました。
修道士たちは聖別用にホスチア(聖体パン)という円形の薄いパンを作るために、卵白を使っていました。残った卵黄を活用するために、修道士はプチガトーを作ることを思いつきました。それがパステル・デ・ナタです。
当初、パステル・デ・ナタは修道院だけで密かに作られていました。
しかし、1820年の自由主義革命の後、1834 年にポルトガル国内すべての修道院が閉鎖され、聖職者と修道士は追放されました。
1837年、修道士のひとりが修道院のレシピで作ったタルトレットを販売することを決めました。
すぐに「パスティス・デ・ベレン」(ベレンのタルト)と呼ばれるようになり、評判が広がっていきました。その店がベレン菓子店 (Pastéis de Belém)で、現在でのこのレシピを引き継いで、パステル・デ・ナタを作っています。
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