お菓子のレシピから学ぶフランス語講座

Truffe

Truffe トリュフ

品詞名詞
名詞の性女性名詞
不定冠詞une truffe
定冠詞la truffe
複数形des truffes / les truffes
発音トリュフ

トリュフは古代時代よりエジプト、ギリシア、ローマにてその香りが賞賛されていました。トリュフには媚薬効果や薬としての効果があると考えられていました。

しかし、中世時代に入ると、トリュフは悪魔の創造物と見なされ敬遠されるようになりました。その後、ルイ14世によって好まれ、トリュフの地位は回復しました。

フランスには約2万軒のトリュフ栽培農家がいます。トリュフを育てるには石灰質の土壌が必要とされています。

栽培地フランス
9/10/11/12/1/2/3月
カロリー284 kcal / 100 g
栄養
トリュフの生産

35 トン

ヨーロッパでは、スペインが45トン、フランスが2番目、イタリアが10トンの生産があります。

目次

トリュフの品種

トリュフは世界に60種類ほどあるとされています。しかし、料理に合う特徴を持つトリュフはほんのわずかで、フランスでは5~7種の販売が許されています。

Truffe du Périgord

ペリゴール産トリュフ

力強い香りにより最も人気のある品種です。中身は濃い茶色で、口に含むと土や腐植土、ヘーゼルナッツの香りが感じられます。また、産地によっては「黒トリュフ(Truffe noire)」「プロヴァンス産トリュフ(Truffe de Provence)」とも呼ばれています。フランス南部(ペリゴール、ケルシーなど)やフランス中ぶで栽培されているものが主です。

収穫時期は11 月中旬から 3 月末までで、1月中旬から 3月末までが最も旬です。

Truffe Musquée

トリュフ・ミュスケ(ムスクの香りのするトリュフ)

ムスクのような香りとほのかなスパイシーさがあります。果肉は濃い灰色をしています。収穫時期は11月から3月までです。

Truffe de Bourgogne

ブルゴーニュ産トリュフ、シャンパーニュ産トリュフ

色は焦茶色で、小さな白い縞が大理石状になっています。口に含むと、ヘーゼルナッツのストレートな風味が感じられます。

収穫時期は9月から1月中旬までです。

Truffe de Lorraine

ロレーヌ産トリュフ

トリュフの根元に小さなくぼみがあるのが特徴です。黒い果皮に焦茶色の果肉で、学校のインクに近い香りがして、魅力的なトリュフではないとされています。少し苦味があります。

収穫時期は9月から1月までです。

Truffe d’été

夏のトリュフ

細かい白い縞が入ったベージュ色の肉質で、キノコや下草のほのかな香りがします。口に含むと、土地っぽく少し苦味を感じます。

収穫時期は5月から7月です。

Truffe blanche d’Alba / Truffe du Piémont

アルバ産白トリュフ / ピエモンテ産の白トリュフ

イタリアの品種で、香りが非常に良く、高級なトリュフです。ほのかにニンニクの香りを持っています。

Truffe chinoise

中国産トリュフ

見た目はペリゴール産トリュフに似ていますが、香りが弱く、美食の点からも魅力的ではないとされています。しかし、安価なため市場に出回り、ペリゴール産に似ているため混同することがあります。フランスで販売する際には« Truffe de Chine » という記載が義務です。

収穫時期は11月下旬から2月中旬です。

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