日本では一般的には上白糖が使われていますが、フランスでは家庭でも製菓でもグラニュー糖をつかっています。
この記事では、サトウキビと甜菜由来の砂糖について、それぞれの砂糖の種類に関するフランス語単語をまとめています。
- フランス語単語
-
男性・女性名詞[発音カタカナ]意味
-
- 青文字のリンク先には詳しい説明を書いています。
砂糖の種類
砂糖にはサトウキビと甜菜から作られる2種類があります。
サトウキビ由来の砂糖
サトウキビ由来の砂糖は上白糖やグラニュー糖などで、お菓子作りには主にサトウキビ由来の砂糖が使われます。サトウキビ(Canne à sucre)は熱帯雨林気候の地域で採れる多年生の植物です。キューバ、アンティル諸島、ハワイ、中央アメリカや南アメリカ、オーストラリア、インドネシアで主に生産されています。サトウキビの茎には10~20%のショ糖が含まれています。
- Sucre semoule
-
[シュクル スムル]グラニュー糖
製菓にはグラニュー糖を使うのが一般的で、すっきりとした甘さがあります。 - Sucre glace
-
[シュクル グラス]粉砂糖
液体の少ないタルト生地や生クリームを泡立てる際に用います。少しの水分で溶けてしまうため、それを防ぐためにでんぷんなどを添付している場合もあります。 - Sucre roux de canne
-
[シュクル ルー ド カンヌ]赤砂糖、ブラウンシュガー
未加工なままのサトウキビから作った茶色の砂糖 - Cassonade
-
[カソナッド]カソナード、赤砂糖、ブラウンシュガー
未加工なままのサトウキビから作った茶色の砂糖 - Sucre muscovade
-
[シュクル ミュスコヴァド]黒砂糖
完全に精製されていないサトウキビから作った砂糖
日本の黒砂糖と同様。
- le sucre blanc(スゥクル ブラン) 白砂糖:精製された砂糖
- le sucre semoule(スゥクル スムゥル) グラニュー糖
- le sucre granulé(スゥクル グラニュレ) 粗めのグラニュー糖
- le sucre glace(スゥクル グラス) 粉砂糖
- le sucre en poudre(スゥクル アン プードル) 粉砂糖
- le sucre en grains(スゥクル アン グラン) あられ糖
- le sucre casson(スゥクル カッソン) あられ糖
- le sucre perlé(スゥクル ペルレ) あられ糖:ブリオッシュやシュケットなどの表面に振りかける大きな粒状の砂糖
- le sucre cristallisé(スゥクル クリスタリゼ) ザラメ糖
- le sucre candi(スゥクル カンディ) 氷砂糖
- le sucre cuit(スゥクル キュイ) 糖液
- le sucre en morceaux(スゥクル アン モルソ) 角砂糖
- le sucre de cannelle(スゥクル ド カネル) シナモンシュガー
- le sucre vanillé(スゥクル ヴァニエ) バニラシュガー
甜菜由来の砂糖
テンサイ(Betterave sucrière)はフランスでよく使われる砂糖のひとつです。白くて大根やカブみたいな形をしている植物で、根には15~20%のショ糖が含まれています。甜菜は北フランス、オランダやベルギーなどのヨーロッパ、ロシア、中国、アメリカで生産されています。
- Vergeoises
-
[ヴェルジョワーズ]ヴェルジョワーズ
甜菜から採れた精製されていない砂糖