フランスでお家でよく作るごはんのトマトファルシです。
トマトの中にひき肉を詰めたもので、難しそうに見えますが、かなり簡単です。下準備もひき肉を混ぜるだけだし、オーブンに入れておけばできあがりです。
フランスではシャルキュトリー(肉屋さん)にトマトファルシの具(ひき肉とたまねぎやハーブ等を加えたもの)が売られています。ない場合は、ひき肉で十分に代用できます。
このトマトファルシの付け合わせは米が定番です。レシピを検索しても米が付け合わせに最適だと書いてます。
トマトファルシは夏の料理の定番です。フランスの夏は一般的にはさほど暑くなく猛暑も少ないので、オーブンを使った料理もよくあります。大きなトマトは夏だけしか出回っていませんが、普通の丸いトマトは冬でもあるので、年中作れる料理です。
フランス語の名前
- Tomates farcies
-
[トマト ファルシ]トマトファルシ
ひき肉を詰めたトマト料理
- « farci » は「ひき肉などを詰め物する」と言う動詞 « farcir » の形容詞で「ひき肉を詰めた」となります。
トマトファルシの材料
- トマト 4個
- 合挽き肉 300g
- 玉ねぎ 1個
- にんにく 2片
- パセリ 好きなだけ
- オリーブオイル 大さじ1杯
- 塩 3g
- 胡椒 少々
- ご飯(付け合わせ)
- トマトのほかにも玉ねぎ、丸ズッキーニ、ピーマン(パプリカ)、ナスなどに肉を詰めることもできます。
- 具はハンバーグと同じようなものです。ハンバーグは卵やパン粉&牛乳で肉をふっくらとやわらかくした食感になるように作ると思うんですが、このレシピではそれらのものを加えずに混ぜ合わせます。ふわふわの食感の肉にしたい場合は、卵や牛乳、パン粉を加えても構いません。
- 付け合わせのご飯はあらかじめ炊いておきます。
必要な時間
- 準備:20分
- 焼成時間:210℃ 45分
トマトファルシの作りかた
トマトのヘタを横方向に大きく切り取ります。中身をスプーンでくり抜きます。くり抜いた中身は小さく刻んでおきます。

たまねぎ、にんにく、パセリをみじん切りにします。

フライパンにオリーブオイルを入れ、みじん切りにした玉ねぎとにんにく、刻んだトマトの中身を炒めます。
ボウルに合挽き肉を入れ、炒めたた玉ねぎとにんにく、パセリ、塩胡椒を加え、しっかりとこねます。

オーブンを210℃に予熱します。
トマトの器に肉だねをこんもりと山になるように詰めます。オーブン皿に並べます。


210℃のオーブンで45分ほど焼きます。トマトのヘタは最初から被せても構いませんが、ヘタを焦がしたくない場合は30分焼いた後にヘタを被せます。
できあがりです。


トマトからたっぷりの水分が出て、旨味たっぷりのスープとなります。付け合わせは白ごはんが定番です。

器になるのはトマトだけでなく、ズッキーニや玉ねぎ、ナス、パプリカなどがあります。


ボナペチ!ぜひトマトファルシを試してみてください。
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