昨年のクリスマス頃にブランデーに漬けたドライフルーツを使ったパウンドケーキを作ってみました。
今回は、ブランデーに1ヶ月と10ヶ月間漬けたドライフルーツで比べてみました。パウンドケーキのおいしさがどう変わっていくのかを検証してみました。
この記事で、ブランデーに漬けたドライフルーツ入りのパウンドケーキのレシピを紹介します。

フランス語の名前
ちなみに、ドライフルーツ入りパウンドケーキはフランス語で「ケーク・オ・フリュイ」と言います。
- Cake aux fruits
-
[ケーク オ フリュイ]フルーツのパウンドケーキ
ブランデーケーキの材料
ケイクドロワ型(18cm)、もしくは、パウンドケーキ型(16cm)1台分
- ブランデーに漬けたドライフルーツ 100g
- ドライフルーツを漬けたブランデー 小さじ4杯
- 小麦粉 120g
- ベーキングパウダー 小さじ1/2杯
- 砂糖 90g
- バター 120g
- 卵 2個
- 水 140g(シロップ用)
- 砂糖 60g(シロップ用)
- ドライフルーツを漬けたブランデー 小さじ3杯(シロップ用)
- ドライフルーツはレーズンとイチジク、クランベリーが入っています。
- 砂糖はカソナード(赤砂糖)を使用しています。
- シロップ用のブランデーは好みで加えてください。
ドライフルーツの洋酒漬けのレシピについては、こちらの記事をご覧ください。
必要な道具
- 包丁
- ボウル
- 電動泡立て器 / 泡立て器
- ゴムベラ
- パウンドケーキ型
- ナイフ(竹串)
- 刷毛
わたしがつかっているパウンドケーキ型はマトファー社のケークドロワ型です。ケーキに高さができるので気に入っています。Amazonではこちらが高さのある型です。
準備
- 卵とバターは作る1時間ほど前に冷蔵庫から出しておきます
- 小麦粉とベーキングパウダーは一緒にふるいます。
- 型にバターを塗り、粉を振って、冷蔵庫に入れておきます。
- オーブンを170度に温め始めます。
ブランデーケーキの作り方
まず、オーブンを170℃に温め始めます。
水(140g)と砂糖(60g)を小鍋にいれ火にかけ、砂糖が溶けたら火を止めます。
粗熱が取れたら、フルーツに漬けていたブランデー(大さじ3)を加えます。

ドライフルーツをブランデー液から出し、水気を切ります。必要があれば、好みの大きさに切ります。

イチジクはヘタの部分は硬いため、上部を取り除きます。

バターをボウルに入れ、泡立て器でなめらかになるまで混ぜます。
砂糖を3回に分けて加え、その都度泡立て器で混ぜます。

溶いた卵を3〜4回に分けて加え、その都度泡立て器で混ぜます。卵が分離しないように、生地と卵が合わさるまで混ぜます。

合わせた小麦粉とベーキングパウダーを一気に加え、ゴムベラで切るように混ぜ合わせます。粉っぽさがなくなって、生地に艶が出るまで合わせます。

ドライフルーツとブランデーを加え、ゴムベラで生地を切るように、艶が出るまで混ぜ合わせます。

パウンド型に生地を入れ、平らにならします。

170℃に熱したオーブンに入れ、40分ほど焼きます。
生地にナイフ(竹串)を刺し、湿った生地が付いてこなければ焼き上がりです。

ケーキクーラーの上に置き、ケーキの粗熱が取れたら、型から外します。
型から外したケーキの表面にシロップを刷毛でたっぷりと塗ります。
シロップを打つことで、表面が乾燥せずしっとりとしたケーキとなります。

保存方法・保存期間
ケーキの熱が完全に取れたら、ラップに包み保存します。乾燥しないように気をつけましょう。
常温の冷所で保存しますが、心配であれば冷蔵庫に入れましょう。食べる時は常温に戻したほうが美味しいです。
漬け込み期間の比較
ドライフルーツをブランデーに漬け込んで、1ヶ月目と10ヶ月目のものを比較してみました。
- 1ヶ月目のブランデーケーキ
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1ヶ月間ブランデーに漬けたドライフルーツで作ったケーキです。
- 香り:ブランデーの香りが強く残っています。
- ドライフルーツ:少し固めで、ブランデーの漬込みが浅いです。
- アルコール:全体的にブランデーの味が残っていて、アルコールの味も強くします。お酒が弱い人なら酔っぱらってしまうくらい強いです。
1ヶ月目はフルーツケーキというよりかはブランデーケーキを食べている感じです。ブランデーが強く、お酒好きにおすすめしたい食べごろです。
- 10ヶ月目のブランデーケーキ
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10ヶ月間ブランデーに漬けたドライフルーツで作ったケーキです。
- 香り:ブランデーの香りが残っています
- ドライフルーツ:しっかりブランデーが染み込んでいます
- アルコール:アルコール分は残っていますが、さほど強くなく、ドライフルーツの砂糖を合わさり、まろやかになっています。
10ヶ月漬けていると、フルーツにブランデーの風味がうつっていて、まろやかになっています。
何日目が食べごろ?
ケーキを焼いた後、いつ頃が食べごろなのでしょうか?
出来上がりのケーキの見た目はどちらも同じ感じで、違いはあまり分かりません。
焼きたてから翌日まではブランデーのアルコールが残っていますが、翌々日になるとアルコールが抜けて、生地にブランデーの風味が移りしっとりとしています。
ただ、長期間(10ヶ月くらい)漬けたドライフルーツの場合は、焼きたてでもアルコール感は少なくまろやかでおいしいです。

ぜひ、試してみてね。
コメント
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