キッシュの底がしっかりと焼け型から取り出しやすくなる方法

フランスでは市販のタルト生地(pâte brisée)やパイ生地(Pâte feuilletée)が豊富に安く売られているので、生地から作らなくっても簡単に作れるので、よくキッシュを焼いています。

フランスに住み始めて最初のころ、キッシュを焼いて、型から取り出すときにキッシュがべちゃっとなってたり、生地の底が生焼けっぽいときがあったんです。なので、お皿に盛ったキッシュは、具が飛び出したりしてきれいな形ではなかったんです。そういう経験ないですか?

お皿に盛ったときに、切れ目がキレイに切れていて、お店で売っているようなキッシュを完成させたい!って思ってたんです。

なので、うまくキッシュが焼けるように色々研究してみたり、マミーに聞いてみたり、挙げ句の果てには総菜屋さんに直接聞いてみたりして、ようやくナゾが解けました。

しかも、すごく簡単な方法でした。

キッシュがべちゃっとならない簡単な焼きかた
切り口がキレイに切れますよ

材料や型、焼き時間はお手持ちのレシピのままで大丈夫です。

  1. 食事時間の少なくとも2時間以上前にキッシュを焼き始める
  2. 焼けたらオーブンを消し、入れたまま食事時間まで放置(もしくは外に出す)
  3. 食事時間の直前にオーブンで温める(温度は100度くらい)

レシピは変えずに、ただ放置して熱を冷ませばいいんです。

生地を焼成する理論にも沿っていて、焼きたての生地はまだ水分がぐつぐつと動いている状態で、まだ固まってないので、当然動かすと壊れてしまいます。一度、生地を冷ますと生地が落ち着いてきます。生地が一度落ち着いたら、その後温めても生地が壊れたりはしません。

日本の感覚だと、食事はできたてで熱いうちに食べるっていう習慣があるので、キッシュやグラタン料理などもできたてを出せるように焼くことが多いと思います。なので、熱いうちに提供していました。フランスでは焼きたての熱々が一番っていうのはあまり感じないような気がしてて、熱々だと、そのまま手を付けずに冷ましてる時があります。

ちょっとしたフランスと日本の感覚の違いだけですね〜。

このほかにもラザニアやオーブンで焼く料理に使えますよ。これできれいなキッシュが焼けるようになりました。ぜひ、お試しください!

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