パヴロヴァはロシアのバレリーナの名前に由来している100年ほど歴史のあるデザートです。
この記事では、パヴロヴァとはどんなお菓子か、構成や材料、パヴロヴァの名前の由来とその論争について解説しています。
目次
パヴロヴァとは?
パヴロヴァはメレンゲとシャンティイクリームで組み立て、フルーツを飾ったアントルメのこと。メレンゲの外側はカリカリで、内側は柔らかくしっとりとしているのが特徴です。
赤い果実の果物、キウイ、マンゴー、パイナップルなど様々な生のフルーツを用います。
現在、フランスで少しずつ知名度が上がっており、専門店もオープンしています。果物がたっぷりで軽い食感なので、レストランのデザートとしてもよく見られるようになりました。
フランス語の名前
- Pavlova
-
[pavlɔva] パヴロヴァ / フランス語
- パヴロヴァの名前はパレリーナのアンナ・パヴロヴァに由来しています。
パヴロヴァの構成・材料
分類 | パティスリー/デザート/アントルメ |
構成 | メレンゲ シャンティイクリーム フルーツ |
材料 | 卵白 砂糖 生クリーム バニラ フルーツ |


パヴロヴァが誕生した由来
名前はロシアのパレリーナであるアンナ・パヴロヴァ(Anna Pavlova)に由来しています。彼女は20世紀前半に活躍した世界的に有名なバレリーナで、1922年には日本でも公演を成功させています。
デザートの「パヴロヴァ」は1920年代にオーストラリアとニュージーランドのどちらかで初めて作られたとされています。しかし、どちらの国で発明されたのかは議論が残っています。
オックスフォード英語辞典(The Oxford English Dictionary)によると、パヴロヴァのレシピが初めて記録されたのは1927年にニュージーランドでのことであると書かれています。一方、オーストラリアでは、西オーストラリア州パースのシェフであるバート・サクセ(Bert Sachse)が1935年頃にレシピを残しています。
さらに、誰が考案したのかも明らかになっていません。

