パネトーネは干しぶどうや果物の砂糖漬け、レモンやオレンジなどの柑橘系の皮を加えたブリオッシュです。イタリア北部のミラノやトリノ辺りで生まれ、伝統的にクリスマス時期に食べられていました。
目次
名前
- Panettone
-
[panɛttɔnɛ] パネトーネ / イタリア語
- Panettone
-
[panɛtɔn] パネトン / フランス語
構成
分類 | デザート/菓子パン |
構成 | ブリオッシュ生地 干しぶどう 果物の砂糖漬け 柑橘系の皮 |
材料 | 小麦粉 バター 卵 牛乳 酵母 砂糖 果物の砂糖漬け(フルーツコンフィ) 干しぶどう 柑橘系の皮 |
誕生した時代・場所・人物
時代 | 15世紀 |
国 | イタリア |
地方 | ロンバルディア州 |
町 | ミラノ |
人物 | パティシエ |
歴史・由来
イタリアの食品わ使っているメーカーCIROによると、北イタリアのミラノにパネトーネの伝説が残っているとこのことです。
15世紀、ミラノ公ルドヴィーコ・スフォルツァ(通称イル・モーロ)はクリスマスの食事にあるお菓子でもてなしていました。
しかし、ある年、このお菓子を作っていたパティシエが誤ってオーブンにおのお菓子を置きっぱなしにして焦がしてしまいました。
この出来事を知った若い料理人トニーが食糧庫にある材料を使って新しいお菓子を作りました。そのお菓子は、少量の小麦粉やバター、卵で作った生地にシトロンの皮、干しぶどうを加えたお菓子でした。これがパネトーネの始まりです。
トニーは自分が作ったお菓子が受け入れられるか不安で、食堂のカーテンの奥に隠れ、招待者の反応をこっそりと見ていました。
その不安とは裏腹に招待者はこのお菓子を賞賛し、イル・モーロにこのお菓子の名前は何かと尋ねました。料理人は正直に秘密を話しまし、「それはトニーが作ったパンです」と答えました。その言葉はイタリア語で l’è ‘l pan del Toni といい、時が流れるにつれて「パントーネ」と呼ばれるようになったと言われています。
コメント