パルミエは折込パイ生地を葉っぱの形に巻いて焼いた焼き菓子です。日本にある「源氏パイ」と同じ形です。
パルミエは折込パイ生地を四角に伸ばし、両端から巻き、中央で合わせ、1cm程度の幅に切って焼きます。側面や内側にグラニュー糖をまぶすことで、生地がキャラメリゼされ、香ばしい食感となります。
フランスのパティスリーでは手のひらほどの大きさのパルミエを作っています。また、スーパーのお菓子としても定番です。
フランス語の名前
- Palmier
-
[palmje] パルミエ / フランス語
palmierは「ヤシ」の意味で、ヤシの葉っぱに似ているから名付けられました
パルミエの材料・構成
分類 | パティスリー/ビスキュイ |
構成 | 折込パイ生地 砂糖 |
材料 | 小麦粉 水 バター 砂糖 |
パルミエが誕生した時代・場所・人物
時代 | 1931年 (20世紀) |
国 | フランス |
地方 | イル=ド=フランス地域圏 |
町 | パリ |
人物 | 不明 |
パルミエの誕生した歴史
1931年にパリで開催された国際植民地博覧会(L’Exposition coloniale internationale)で着想を得て、パルミエが考案されたと言われています。
この博覧会では、フランスの植民地だった北アフリカやマダガスカル、インドネシア、シリア、レバノンなどの国の商品が紹介されました。
源氏パイとの関係
ちなみに、日本にある「源氏パイ」はこのフランスのパルミエから作られました。
1965年、三立製菓株式会社の開発担当者がヨーロッパを視察している際に、このフランスのパルミエに出会いました。当時はフランスでも高級菓子店でしか入手できなかったそうで、それを日本でもお手頃な価格で提供できないかと考え、「源氏パイ」が開発されたそうです。
フランスでもスーパーでお手頃な価格で手に入れることができます。
日本の源氏パイはフランス由来のお菓子なのは嬉しいですね。








スーパーにあるパルミエ
フランスのスーパーマーケットなどに各メーカーからパルミエを販売しています。スーパーのパルミエは小さめで7〜10cmほどの大きさです。キャラメルやチョコレート風味のパルミエもあります。
わたしは焼き菓子の中でパルミエが一番ダントツで好きなので、ほぼすべてのパルミエを試しました。下記画像のお菓子メーカー LU のパルミエが軽くてサクサクした食感でおいしいです。




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