前回、音読100回やるのを2ヶ月続けてたら、ヒアリングの効果が出てきたよ〜!っていう記事を書いたのですが、なんで音読でヒアリングの効果が出るのよっ?って思った方も多いと思いますので音読について紹介します。
音読の効果とは?
音読を紹介しま〜す!って言っておいて申し訳ないですが、わたしはこの先生の本を参考にしました。英語業界では有名な先生で本も多数出版されています。(画像をクリックするとAmazonのサイトへ飛びます)
そもそも音読とは、外国語習得のための伝統的な練習法です。
トロイ文明を発掘したシュリーマンは複数の外国語をマスターするために、さかんに音読を行ったそうです。また、最近では脳の言語野であるウェルニッケ中枢を刺激するなど大脳生理学的な裏付けもあるようです。
英文を理解しながら繰り返し自分の口から発して行く作業は、英語を、英語の語順で直接・瞬間的に受け入れる体質を養成し、リスニング力も含め英語の基底能力を総合的に高めてくれます。
(英語→フランス語と考えてください)
音読することによって、リスニング力を含めたフランス語の基礎能力が身に付くんだそうです。
たしかに、わたしも特にヒアリング力が身に付いたなぁと感じているのでその通りだと思います。
外国語を話せるようになっている方が言っているアドバイスは、わたしは素直に聞くようにしています。この本を読んですぐにいいじゃんっ!って思って、すぐにテキストを買って、すぐに音読を始めました。いいなって思ったら行動は早いんです。あとは続けていくだけ。簡単ですね。
音読100回やってみた
使ったテキストはこちらです。フランスの有名な19世紀の作家ジュール・ヴェルヌの「80日間世界一周」です。小説の内容もワクワクします。
薄いテキストだし、音声もついているので音読にぴったりです。この本は本当に何度も何度も繰り返しました。

黙読するとすごく簡単な文章なんですけど、音読するとまぁ〜へたくそ。リエゾンも発音もうまいことできません。引っかかりすぎてなんやらほい。
っていう最初の状態から100回も音読すると、まぁまぁちゃんと発音できて、スラスラと音読できるようにはなります。リエゾンや発音に注意しながら100回も音読するとまぁスラスラになりますよ。
100回読めばいいだけです。聞こえは簡単そうなんですけどね、やるのはなかなか大変です。
これを今ひたすらやっているところです。まだ始めて1ヶ月弱ですが、効果はまだはっきりとわかりません。そのうち出てくるのかもしれません。
語学の勉強はすぐには結果が出ないですからね。じみーに訓練をしてるうちに上達してるのかもしれないです。
追伸:この勉強から数年経ちました。今この頃の勉強を振り返ると、この音読は効果があったんじゃないのかなって感じています。すごく地味で時間のかかる勉強法なんですが、これでフランス語が口から出てくるようになったと思っています。

