フランス人の夫のお姉さんは公立の幼稚園(École maternelle)の先生です。
幼稚園の先生らしく、元気で明るい性格です。
この前いた彼氏は、家で本を読んだりおとなしく過ごすのが好きな人だったらしく、それがいやで振っちゃいました。そんなの付き合う前に気づかない??ってのはわたしも思ったけど、言わないで〜。それくらいアクティブな人なんです。
なんか話を聞く限り、かなりうらやましそうな職業に思えたので紹介します。
バカンスが多くって長い!
フランスのサラリーマン自体、バカンスって多くって長いんですが、幼稚園の先生はそれを遥かに上回る多さなんだそうです。
ずばり、児童とほぼ一緒にバカンスが取れるらしい。夏のバカンスの終わりは、新学期の準備があるため児童よりも少し(1〜2日)早く始まるそうです。
夏のバカンスは、7月上旬から9月上旬まであります。なんと約2ヶ月!
小学生が夏のバカンスに入った数日後に先生達もバカンスに入ります。日本みたいに登校日もないので、まるっと2ヶ月も休み。
そのほかにも、秋(11月頃)とクリスマス時期と冬(2月ごろ)と春(4月)の復活祭時期にも2週間ずつのバカンスがあります。
ちなみに、フツーのサラリーマンの場合は、年に5週間程度です。(会社によって異なる)なので、フツーの人よりもかなりたくさんバカンスが取れます。
一週間の労働時間も短い
フランスの普通のサラリーマンは一週間あたりの労働時間はフルタイムで35時間と法律で決まっています。
幼稚園の先生は、週26時間程度なんだそうです。
幼稚園は水曜日が昼までだったり休みだったりするので、同様に先生も学校に来ません。つまり、働きません。
とは言え、授業の準備とかがあるので、なんだかんだで残業はしているんだそうです。それでも、仕事したくない人か準備がない日は定時で帰っちゃうんでしょうね。
そんなわけで、毎日の労働時間も短いし、バカンスがたくさんあるのがフランスの幼稚園の先生。
おそらく、毎日早い時間に帰宅できて、その後の時間も好きなことをやったりできるし、買物や料理とかの家事も余裕を持ってできる、子供の相手するのも余裕がある。バカンスも長いので、旅行もできるし、家族や友達との時間も取れる。公務員なので、将来のお金の心配は一切ない。かなり余裕をもった人生が送れる。
幼稚園の先生は子供達の基本の部分を教える職業なので、その先生が日々の暮らしでへんなストレスを受けたりしないようにしているんじゃないかって思う。働きすぎたり金銭的な不安があると、人って変な方向に行ってしまいがちなので、そのストレスを子供に向けさせないために、この余裕を持ったシステムになっているのではないかと。
たしかに、義姉は余裕があると言うか、好きなことを迷わずやっている感じです。
勤務先は全国で選べる
転勤もフランス全国で可能なんだそうです。日本はたぶん都道府県での採用ですよね。
なので、希望を出せば、欠員が出るまで1〜2年はかかるそうですが、希望の地域へ転勤できる可能性はあります。
義姉もはじめはリヨンで先生をしていたけど、南フランス(カンヌ)へ引越して、また転勤願いを出して、今度は両親宅の近くに転勤する予定なんだそうです。
※一応、幼稚園の先生である義姉から聞いた話ではあるのですが、わたしのヒアリングミスもあるし、間違っているよ!っていう場合があるかもしれませんが、その時はコメントください。
こんなに恵まれている幼稚園の先生っていう職業はたしかにフランスでも人気の職業らしいですが、やっぱり向き不向きの強い職業なので、バカンスの多さだけでは選べないようです。
義姉を見る限り、明るくて積極的で、元気な人が小学生の先生に向いているんだなぁって思います。
しかし、年齢を重ねて思うことは、どの仕事もある程度大変な部分はあります。休みの多い職業ってやっぱりいいなって思います。日本にいたときのように残業で自分の時間がなくて仕事でいっぱいになっているよりかはと思います。なので、もしフランス人に生まれ変わるとしたら、私は幼稚園の先生になりたい!
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