生のレモン汁をケーキに焼き込んだレモンパウンドケーキを作りました。フランスではこのケーキのことをガトー・ウィークエンド(Gâteau week-end)、ガトー・オ・シトロン(Gâteau au citron)ともいいます。
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Week-end | パティシエ手帖
ウィークエンドはレモン風味のパウンドケーキのことです。レモン果汁や皮をパウンド生地に練り込み、ケーキの表面にレモン果汁を加えたグラサージュをかけることもあります…
今回は、生のレモン汁を使ってケーキに焼き込んでいるのですが、香りも風味もちゃんと残る作りかたをしています。そして、ベーキングパウダーを使って膨らませていないのもおすすめしたいポイントです。ベーキングパウダーを使っていないので、しっとりとしてキメの細かい生地にしあがります。ふくらし粉を使わなくてもちゃんと生地は膨らむんですよ。
目次
材料
16cmのケイクドロワ型1台分
- レモン(大) 1個
- バター 120g
- 砂糖 90g(20g+70g)
- 卵 2個
- 薄力粉 130g
- 大きめのレモンで果汁は大さじ3(30cc)くらいとれます。小さめのレモンの場合は2個程度使用してください。
- 砂糖はカソナード(赤砂糖:Cassonade)を使っています。どんな砂糖でも可。
準備
- バターと卵は作る1時間前までに冷蔵庫から出しておく。
- 170度にオーブンを予熱し始める。
- 型にバターを塗り、小麦粉をまぶし、冷蔵庫で冷やしておく。

作りかた
1. レモンを絞り、果汁をとる。30cc程度でOKです。レモン汁と砂糖の一部(20g)を小鍋に入れ、弱火で温める。煮詰めていき、少しとろみがついたら火を止める。レモン汁を冷ましておく。

2. バターをボウルに入れ、泡立て器でなめらかになるまで混ぜる。
3. 5回くらいに分けて砂糖を加え、都度混ぜ合わせ、全体が白っぽくふんわりとするまで混ぜる。
4.溶いた卵液を7回くらいに分けて加え、都度混ぜ合わせ、ふんわりとするまで混ぜる。
5.小麦粉を一気に加え、ゴムベラで切るように混ぜ合わせる。生地につやが出たらOK。
6.最後に1で作ったレモン汁を加え、汁気がなくなるまで混ぜる。

7.型に生地を入れる。

8.オーブンに入れ、170度で40分程度焼く。型に入れたまま冷ます。
9.レモンパウンドケーキが冷めたら、レモン汁(大さじ1)と粉砂糖(大さじ5)でグラサージュを作り、パウンドケーキにコーティングしてもいいです。

ぜひ、週末に試してみてください。
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パウンドケーキの作りかた | パティシエ手帖
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