今回はオレンジコンフィのレシピを紹介します。オレンジを使ったお菓子作りにハマっていたときに、オレンジコンフィから手作りしてたときのレシピです。
オレンジコンフィは作るのに時間はかかるのですが、出来上がりはお店のものよりもものすごく美味しくなります!
煮て冷ますの繰り返しですので、意外に簡単に作れますよ。また、オレンジを3日以上かけて煮詰めていくので、味も濃厚になり、皮も柔らかくなります。
ぜひ、手作りのオレンジコンフィに挑戦してみてはいかがでしょうか。
オレンジコンフィとは?
オレンジコンフィとは砂糖に漬けたオレンジのことです。
コンフィとは砂糖やアルコール、油、酢に漬けて保存した野菜や果物のことです。肉を塩と脂につけたもののこともいいます。
フルーツを砂糖漬けにしたものをフリュイコンフィと言います。
フランス語の名前
- Orange confit
-
[オランジュ コンフィ]オレンジコンフィ、オレンジの砂糖漬け / フランス語
« orange » とは「オレンジ」のこと - Fruit confit
-
[フリュイ コンフィ]フルーツコンフィ、果物の砂糖漬け / フランス語
オレンジコンフィを使ったお菓子
- オランジェット
- ガトーデロワ
- オレンジのパウンドケーキ
- お菓子のデコレーション

オレンジコンフィのレシピ
材料
砂糖はオレンジの90%、水は砂糖の1,8倍の重さで始めることで、糖度(Brix)55%から始められるようにしています。
- オレンジ:3個
- 砂糖:オレンジの90%の重さ
- レモン汁:大さじ2
- 水:砂糖の1,8倍の重さ
- レモンは無農薬・有機栽培のものをつかいました
準備
- 鍋と蓋
- つまようじ
- ザル
- ボウル
- 包丁
- 保存用の瓶・蓋
オレンジコンフィの手順
熱して冷ますということを繰り返して、オレンジに徐々に砂糖液を浸透させていきます。オレンジの重さとほぼ同じ量の砂糖(90%)も使うので、少しずつ煮詰めていかないとオレンジにしみ込まないんです。
出来上がるまで3日〜5日かかります。
しっかりと浸透させていくので、皮も柔らかくなっています。
オレンジの表面をよく水で洗う。丸ごとのオレンジの表面に爪楊枝で数十回くらい穴をあけます。オレンジの皮にしっかりと砂糖がしみわたるために穴をあけます。
オレンジを鍋に入れ、オレンジが浸るほどの水を加え、火にかけます。沸騰したらお湯を捨てます。
再度水を加え、15分ほどオレンジを煮ます。冷水にオレンジを浸け、そのまま1日おきます。夏場は冷蔵庫に入れましょう。
オレンジを取り出し、輪切りに切ります。鍋にオレンジを入れ、砂糖(オレンジの90%)と水(砂糖の1,8倍)を加え、弱火にかけます。
沸騰したら火を止め、そのまま鍋ごと冷まします。

鍋が完全に冷めたら、オレンジだけ取り出します。鍋に残った煮汁を10分ほど煮詰めます。
オレンジを鍋に戻し、弱火で10分ほど煮ます。火を止め、鍋ごと完全に冷まします。翌日に作業を行なっても構いません。

④の手順を4回繰り返します。
はじめは煮汁の色が透明に近い色ですが、煮詰めるのをくり返すと徐々に色が濃くなっていきます。
煮汁にどろっとしたとろみがついて、艶が出てきたら、レモン汁を加えて5分ほど煮ます。
もし、煮汁にとろみがついていなかったら、④の手順を何度か繰り返してください。




ツヤが出てたら完璧です!できあがりです。

保存方法
- 鍋に水を入れ、沸騰させます。
- 沸騰させたお湯の中に、瓶と蓋を入れ10分煮ます。
- 瓶と蓋を取り出し、水分を切ります。
- オレンジコンフィと煮汁を加え、蓋をします。

手作りのオレンジコンフィは、スコーンやパウンドケーキなどの焼き菓子に練り込むのがおすすめです。

コメント