ココン・ド・リヨンは蚕の繭の形をしたリヨン生まれの砂糖菓子です。
オレンジの皮の砂糖煮とカカオバターにキュラソーで香り付けしたヘーゼルナッツのプラリーヌに、白色のアーモンドペーストで包んでおり、蚕の繭の形をしているのが特徴です。
リヨンは17世紀から19世紀にかけて絹織物で栄えた街で、絹織物の労働者を称えるために作られました。
目次
名前
- Cocon de Lyon
-
[kɔkɔ̃ də ljɔ̃] ココン ド リヨン / フランス語
「リヨンの繭」という意味
構成
分類 | 砂糖菓子/コンフィズリー |
構成 | アーモンドペースト/パット・ダマンド プラリーヌ |
材料 | アーモンドペースト(アーモンド/砂糖/卵白) 砂糖 ヘーゼルナッツのプラリーヌ オレンジの皮の砂糖煮 カカオバター キュラソー |
誕生した時代・場所・人物
時代 | 1954年(20世紀) |
国 | フランス |
地方 | オーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地域圏 |
町 | リヨン |
人物 | ジャン・オーベルジェ(Jean Auberger) |
歴史・由来
ココン・ド・リヨンはMOFの砂糖菓子職人であるジャン・オーベルジェが考案し、1954年に発売しました。
1952年、当時のリヨン市長エドゥアール・エリオ(Édouard Herriot)がオーベルジェに街の評判になるような絹をイメージしたお菓子を作って欲しいと依頼しました。
リヨンは昔より絹の製造で栄えた街であり、絹織物に必要な蚕の繭の形をしたお菓子はリヨンのイメージにぴったりでした。
現在は、リヨン北のキャリュイール・エキュイール(Caluire-et-Cuire)にある工場で作られています。
コメント