シガレット・リュスは薄く焼いた生地を管状に巻いた焼き菓子のことです。菓子の真ん中は空洞になっています。

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名前

Cigarette russe

[sigaʁɛt ʁys] シガレット リュス / フランス語
「ロシアの葉巻タバコ」という意味

構成

分類パティスリー/ビスキュイ/プチフール
構成ラングドシャ生地
材料小麦粉

砂糖

卵白
牛乳やバター、卵黄を加えることもあります

誕生した時代・場所・人物

時代1906年(20世紀)
ベルギー
地方
人物ピエール・デラクル(Pierre Delacre)

歴史・由来

17世紀にシガレット・リュスのような形をしたお菓子が書かれた絵画があります。フランスの画家リュバン・ボージャンが「ウエハースのある静物画(Nature morte aux gaufrettes)」という絵画を1630年に発表します。その絵には薄く焼いたウエハースをチューブ状に巻いたお菓子が描かれています。

1906年、ピエール・デラクルが家族経営の工場を引き継ぎます。デラクル(Delacre)は1891年にベルギーで創業したビスキュイ菓子の有名なメーカーです。

彼は会社を大きく発展させることに成功し、パティシエと共同した新しいビスキュイを生み出しました。それが、シガレット・リュスです。

なぜ、「ロシア」と名前がつくのかというと、当時、ロシア人は葉巻を縦方向ではなく、斜めに巻く習慣がありました。そのため、形の似たお菓子に「ロシア」と名付けました。

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