中世時代のお菓子に関する年表をフランス中心にまとめています。中世時代は西ローマ帝国が滅亡した476年~百年戦争終結及びビザンツ帝国滅亡した1453年までとします。
5世紀(476年〜)
中世時代の初期にキリスト教関連の文献にエウロギアとウーブリが言及されました。
- 476年
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西ローマ帝国滅亡
- 481年
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クローヴィス1世がメロヴィング朝フランク王国の初代国王となる
6世紀(501年〜600年)
6世紀に近東から香辛料としてサトウキビがフランスに輸入されていたが、砂糖や蜂蜜を加えた飴状のものは薬として用いられていました。
7世紀(601年〜700年)
この時期に食物は酢とアルコールで保存していました。
この世紀から12世紀、中米のマヤ・トルテカ・アステカ文明の頃にカカオを栽培して、カカオは「神様の食べ物」と呼ばれていた。
8世紀(701年〜800年)
9世紀(801年〜900年)
10世紀(901年〜1000年)
- 910年
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ブルゴーニュ地方にクリュニー修道院が設立される
- 987年
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カペー朝が成立し、パリが首都となる
11世紀(1001年〜1100年)
- 1096年
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十字軍の遠征がはじまる
アラブ世界から砂糖、香辛料、珍しい果物、折込生地が伝来した
12世紀(1101年〜1200年)
13世紀(1201年〜1300年)
- 1207年
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ウーブリ職人が同業者リストに掲載される
- 1270年
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十字軍遠征が終了する
- 1292年
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マルコ・ポーロが中国から氷菓のレシピを持ち帰る
14世紀(1301年〜1400年)
- 14世紀初頭
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公現祭にガトーデロワが食べらるようになる
- 1309年
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フィリップ4世によりローマ教皇庁がアヴィニョンに移される
- 1310年
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タイユヴァンが生まれる(〜1395年)
- 1322年
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シャルル4世がフランス王に即位(〜1328年)
- 1326年
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タイユヴァンが王妃ジャンヌ・デヴルーの厨房に見習いとして働く
- 1339年
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英仏百年戦争が始まる
- 1346年
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タイユヴァンがフィリップ6世の厨房で働く
- 1348年
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パリでペストが流行し、ヨーロッパの人口の約1/3が死亡する
- 1348年
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クレメンス6世がアプトで砂糖菓子職人オージアス・マセトを選出する
- 1348年
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サヴォワ公国アメデ2世の料理人ピエール・ディエンヌがガトー・サヴォワを考案した
- 1364年
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シャルル5世がフランス王に即位(〜1380年)
- 1368年
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タイユヴァンがシャルル5世の筆頭料理人として働く
- 1380年
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シャルル6世がフランス王に即位(〜1422年)
15世紀半ばまで(〜1453年)
- 1420年
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サヴォワ公の筆頭料理人長シカールが『料理に関して』を著述
- 1429年
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ジャンヌ・ダルクがオルレアンを解放/シャルル7世の戴冠
- 1440年
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印刷技術の発明
- 1450年
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グーテンベルクが印刷機を発明/初めて聖書が印刷される
- 1453年
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百年戦争終結/ビザンツ帝国滅亡
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