シュケットとはあられ糖をまぶしたシュー菓子です。シュー生地は甘みをつけないので、表面にまぶしたあられ糖が甘みとなります。フランスではパティスリーやパン屋さんのレジ横に並んでいるのが定番です。
生地は軽い食感で、あられ糖はサクサクとしていて、クセになってやめられなくなるお菓子です。
あられ糖とは大きめの固まり状の白砂糖のことで、お菓子やパンの表面にのせて焼きます。飾りや甘味の役割があり、高温でも溶けず、サクサクとした食感が残ります。

フランス語の名前
- Chouquette
-
[ʃukɛt] シュケット / フランス語
あられ糖(パールシュガー/ワッフルシュガー)はフランス語ではシュクル・ペルル(Sucre perle)といいます。

シュケットの材料と構成
シュー生地を小さく絞り、卵液を塗り、あられ糖をたっぷりとふってオーブンで焼いてつくります。
あられ糖のかわりにチーズ(グリュイエールやコンテ)をのせて焼くと、グジェールというおつまみになります。食事前のアペリティフとして食べます。ブルゴーニュ地方で見られる郷土料理です。
分類 | パティスリー/プチガトー |
構成 | シュー生地 あられ糖 |
材料 | 小麦粉 バター 水 全卵 砂糖 あられ糖 |
シュケットのレシピ
シュケットはシュー生地を小さく絞って焼いて作ります。
- 調理時間:20分
- 焼成時間:40分
シュケットの材料
- シュケット 25~30個分
- 水 125g
- バター 50g
- 塩 1g
- 薄力粉 75g
- 卵 100~125g(Sサイズ3個)
- あられ糖 50g
必要な道具
- 片手鍋
- スパチュール
- スケッパー
- 卓上ミキサー/平面ビーター
- 絞り袋
- 丸口金12号
- 刷毛
- フォーク
- 卓上ミキサーがない場合は泡立て器で代用してください。
シュケットの作り方
- 絞り袋に丸口金をセットします。
- オーブン板にオーブンシートを敷きます。
- オーブンを180℃に予熱し始めます。
片手鍋に水とバターと塩を入れ、中火にかけます。バターが溶けたら、数秒間沸騰させます。
鍋を火から外して、薄力粉を一気に加えます。鍋を中火に戻し、スパチュールで生地を混ぜ合わせます。
生地が大きな塊になり、側面に生地が付かなくなったら火から外します。

卓上ミキサーに平面ビーターをつけ、ボウルに生地を入れます。卓上ミキサーを中速(速度5)に設定し、生地を混ぜます。
卵をひとずつ加え、その都度生地を合わせます。卵は4個まではひとつずつ加えてください。残りの1個は別のボウルに溶いておきます。残りの卵1個分を少しずつ加えていき、都度混ぜ合わせます。

生地に筋ができ、滑らかで艶が出ていたら、卵を加えるのを止めます。最初は生地がスクランブルエッグ状に分離します。卵を加え、混ぜ続けているうちにしっかりと生地がくっ付いて、混ぜ合わさります。

できあがった生地はすぐに絞り袋に入れます。
オーブンシートの上に直径3cmの大きさに丸く絞ります。焼いているときに生地が膨らみますので、生地同士の間隔はあけるようにしましょう。

シュー生地の表面に卵液を刷毛で塗ります。フォークをつかってシュー生地の表面の筋をつけます。焼いている間に生地内の水分を蒸発させ、生地を持ち上げて、膨らみすぎるのを防ぐために筋をつけます。

シュー生地の表面にあられ糖をまぶします。

180℃に温めたオーブンに入れ、40分焼きます。生地を裏を見て、茶色の焼き色がついていたら焼き上がりです。

関連するお菓子
- Gougère(グジェール)
- Chou à la crème(シュー・ア・ラ・クレーム)
- Éclair(エクレール)
- Croquembouche(クロカンブッシュ)
- Profiterole(プロフィットロール)
コメント