Blette

Blette　ブレット、フダンソウ、スイスチャード

ブレットは葉の部分を火を通して調理するのが一般的です。

ブレットは地中海沿岸の暑い地域で誕生したと言われています。メソポタミアと古代ローマで栽培され、消費された痕跡が発見されています。中世時代には、ポワローを加えてスープとして食べられていました。

フランスでもブレットは数世紀にわたって食生活の一部となるほどに人気の野菜で、盛んに栽培されてきました。16世紀に植物学者ボアン（Bauhin）が、白、緑だけでなく、黄色や赤など、さまざまな色の品種について言及しています。19世紀末には10 種類ほどの栽培が行われていました。しかし、20世紀初頭からその消費量は減少しており、ここ数十年で再び消費が増加しています。

ブレットの生産

13,000 トン（2010-2014）

フランスでは主に南東部で生産されています。プロバンス＝アルプ＝コートダジュールで36％、ローヌ＝アルプ地方22％、イル＝ド＝フランスで7％となっています。