バブカとは発酵生地でつくるポーランドのお菓子で、中央に穴のあいた高さのある型で焼いて作ります。伝統的には復活祭の時期に食べられていました。
古典的なバブカは型や生地はクグロフとほぼ同じです。
しかし、現在ではチョコレートを練り込んだ生地でつくるバブカが有名です。
目次
名前
- Babka
-
[bapka] バブカ / ポーランド語
構成
分類 | ヴィエノワズリー |
構成 | 発酵パン生地/ブリオッシュ生地 チョコレート |
材料 | 小麦粉 卵 バター 砂糖 酵母 チョコレート |
歴史・由来
バブカは昔からポーランドで食べられていました。
バブカという名前になった由来について、説はいくつかあります。
作家コレット・ギルマール(Colette Guillemard)は著書『料理と食卓の言葉 (Les Mots de la cuisine et de la table)』の中で、バブカはババ « baba » という「おばあちゃん」を意味する言葉に由来していると述べています。
スラブの農民の女性のシルエットがバブカと似ていたり、バブカがおばあちゃんの特製料理であったため、ポーランドやロシアの子供たちが親しみを込めてバブカと呼んでいたと説明しています。
アメリカで流行する
ポーランド系移民によって、バブカはアメリカでも知られるようになりました。アメリカでは、バブカはレーズンを詰めてラム酒で香り付けして、フルーツのグラサージュを飾ったものでした。
1990年代になると、『となりのサインフェルド (Seinfeld show) 』というニューヨークを舞台にした国民的コメディドラマによって、バブカが脚光を浴びました。このドラマでのバブカはパウンド型で、チョコレートとバブカ生地をマーブル状に練り込んでいました。
現在、フランスでもバブカは、こちらのチョコレートを練り込んだお菓子として紹介されていることがあります。
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