ポーニュ・ド・ロマンはフランス南西部のロマン=シュル=イゼールという町で作られている大きなドーナツ状のブリオッシュのことです。直径50cmほどの大きさのポーニュもあり、オレンジの花の水で香り付けしているのが特徴です。
「ポーニュ」はロマン地方の方言で「手」という意味で、ふくらんだブリオッシュ生地のことを指します。
目次
名前
- Pogne de Romans
-
[pɔɲ də ʁɔmɑ̃] ポーニュ ド ロマン / フランス語
pogne は「手」という意味
構成
分類 | ヴィエノワズリー |
構成 | ブリオッシュ生地/発酵パン生地 |
材料 | 小麦粉 卵 砂糖 バター 塩 酵母 オレンジの花の水 |
誕生した時代・場所・人物
時代 | 1339年(14世紀) |
国 | フランス |
地方 | オーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地域圏 |
町 | ロマン=シュル=イゼール (Romans-sur-Isère) |
人物 | – |
歴史・由来
ポーニュの起源は中世時代の1339年に遡ります。
ロマン地方では、キリスト教の断食にあたる四旬期には卵を食べるのが禁止されていました。その期間中に貯まった鶏の卵は、四旬期のあけた復活祭の日に大量に調理されました。その料理のひとつとして、卵をつかってふわふわとさせ、蜂蜜で甘味をつけたパンを作るようになりました。これがポーニュの起源です。
現在では復活祭だけではなく年中作られるようになりましたが、この地方の職人により伝統的な味が受け継がれています。
季節・イベント
昔、ポーニュ・ド・ロマンは復活祭の時期に食べられていました。現在では年中見られるお菓子です。
コメント
コメント一覧 (1件)
[…] ポーニュ・ド・ロマン […]