ガトー・ラブュリィとは赤く着色したプラリーヌの入ったブリオッシュのことです。フランスの南東にあるサン=ジュニ・シュル・ギュイエにあるパティスリーのスペシャリテです。
サヴォアの旗の色である赤と白をイメージして、プラリネの赤色とあられ糖の白色を用い、ブリオッシュは赤と白の紙で包んでいるのが特徴です。
目次
名前
- Gâteau Labully
-
ガトー ラブュリィ / フランス語
構成
分類 | 菓子パン/ガトー |
構成 | ブリオッシュ生地 プラリーヌ あられ糖 |
材料 | 小麦粉 卵 バター 牛乳 砂糖 酵母 塩 オレンジ水 赤いプラリーヌ(砂糖/アーモンド/着色料) あられ糖 |
誕生した時代・場所・人物
時代 | 1848年(19世紀) |
国 | フランス |
地方 | 旧サヴォア地方 (現在のオーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地域圏) |
町 | サン=ジュニ・シュル・ギュイエ (Saint-Genix-sur-Guiers) |
人物 | フランソワーズ・ギロー/ピエール・ラブュリィ |
パティスリーの場所
パティスリー・ラビュリィ (PÂTISSERIE LABULLY)
住所:135 Rue des Jardins, 73240 Saint-Genix-les-Villages
歴史・由来
ガトー・ラブュリィの前身であるブリオッシュ・ド・サン=ジュニが誕生した由来はイタリアのアガタの伝説まで遡ります。
ブリオッシュ・ド・サン=ジュニ
ブリオッシュ・ド・サン=ジュニはサヴォア地方のサン=ジュニ・シュル・ギュイエという町で作られているブリオッシュのことです。ブリオッシュきじに赤く着色したプラリ…
1630 年、サン=ジュニ・シュル・ギュイエにラビュリィ・ ホテルが設立されました。ホテルといっても当時は駅馬車の停留所でした。
それから時は流れ、19世紀半ばにはパティスリーになっており、ピエール・ラブュリィというシェフがいました。
1848年、彼はイゼール県のレ・ザブレという町出身のフランソワーズ・ギロー と結婚しました。フランソワーズは生まれ育った町で有名なプラリネの入ったブリオッシュのレシピを夫に教えました。それはオレンジ色の花で香りを付け、表面をプラリーヌで飾ったブリオッシュでした。そのブリオッシュは町の住民を魅了し、大成功を収めました。
1979 年、子孫のいなかったポール・ラビュリーは弟子であるアラン・バヴズにパティスリーを譲りました。それ以降も同じレシピで同じ場所でガトー・ラビュリィを作り続けています。
コメント
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[…] ガトー・ラブュリィ 2023年12月26日 […]