今回はフランスのお菓子であるプラリネを紹介します。
プラリーヌとは?
プラリーヌはアーモンドやヘーゼルナッツなどのナッツ類に加熱した砂糖をかけたお菓子のことです。コンフィズリーという砂糖菓子に分類されます。
プラリーヌは袋詰めにされて、スーパーなどに置いてあります。夏のビーチやスキー場、お祭りの屋台などでよく見られます。
一般的には砂糖が焦げた茶色をしていますが、リヨン周辺の地方ではピンク色や赤色に着色することもあります。プラリーヌを砕いて、ブリオッシュに練り込んだり、生クリームと合わせてタルトに流して用います。
プラリネとはフランス語でプラリン Praline といい、アーモンドに砂糖をコーテングして、カラメリゼしたものです。フランスのプラリネとベルギーとでは材料は同じですが、見た目が違ったものになります。
フランスのプラリネ

プランスのプラリネは焼いたアーモンドに砂糖をまぶしカラメル状にしたものを指します。通常は色をつけずに砂糖のみを加え、カラメリゼするので焦げ茶色になります。香ばしい香りがして、カリカリとした食感がくせになります。
屋台で売られていたりして、そのまま食べることもありますが、お菓子の材料として使うこともあります。フランス・リヨンではこのプラリネに赤い色をつけたものが有名で、赤いプラリネを使った様々なお菓子があります。
ベルギーのプラリネ

ベルギーでプラリネ praline というと一粒チョコレートのこと。中にガナッシュなどを入れ、周りをチョコレートでコーティングしたものをいいます。
国によって、プラリネの意味が違ってくるんですね。フランス語ではこの一粒サイズのチョコレートのことをボンボン・オ・ショコラ Bonbon au chocolat といいます。
プラリネの名前の由来
17世紀、ルイ15世の時代の外交官であるプレシス・プララン元師(Plessis-Praslin)のシェフのクレマン(Clément Jaluzot)によって作られました。数年後、クレマンは Montargis にコンフィズリーを開店し、このプラリネを販売しました。このころのプラリネはアーモンドに砂糖をコーティングしたものでした。
フランスでみるプラリネを使ったお菓子
フランスのリヨンのあるローヌ・アルプ地方では、このプラリネに赤い色を付けたものが有名です。

