タルト生地の中身による焼き分けかた3種類

タルトの生地の材料や作りかたに種類があるのですが、タルト生地の焼き方にも3つの焼き分けがあります。

「空焼き」「中身と一緒に」「先に生地だけ焼く」という3つの焼き方です。では、焼き方の違いを紹介していきます。

空焼き À blanc

ひとつ目は生地だけを焼く「空焼き」です。空焼きすることをフランス語で à blanc と書きます。

焼いたタルト生地の器に、火を入れて固めなくてもいい中身を入れます。中身の生地を入れたあとは火を通さずに冷やし固めます。

例えば、

  • チョコレートタルト Tarte au chocolat
  • レモンタルト Tarte au citron
  • 生フルーツのタルト Tarte aux fruits frais

中身と一緒に Avec garniture

生のタルト生地と中身を同時に焼き込むことです。Garniture とはタルト生地の中に入れる中身のことです。

フランスのタルトはタルト生地と中身を一緒に焼き込むものが主流です。生の生地はやわらかいため、液体を入れるとこぼれやすいため、アーモンドクリームやコンポートなどの固形のような中身をいれます。

例えば、

  • 生フルーツのタルト(のアーモンド生地) Tarte aux fruits frais
  • 洋梨のアーモンドタルト Tarte amandine aux poires
  • りんごのタルト Tarte aux pommes

生地だけ先に焼く Avec pré-cuisson

生地だけ先に軽く焼き、中身を入れて再度一緒に焼くことをいいます。

中身が液体の場合、生の生地に流し込むと生地が破れたりして液体が漏れてしまうリスクがあるため、それを避けるために先に生地を焼き固めます。主に、生クリームや牛乳などの液体を中身にして焼く場合に用います。

例えば、

  • アルザス風タルト Tarte alsacienne
  • ノルマンディ風タルト Tarte normande
  • キッシュ Quiche

いかがでしたか。今回は、「タルト生地の中身による焼き分けかた3種類」を紹介しました。タルトを焼く際にぜひ参考にしてみてください。

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