ブリオッシュは酵母を加えて膨らませた生地で作る甘いパンのことです。
卵やバター、砂糖を加えるためふわふわとして甘みがあり、日本の柔らかいパンにも似ています。中に詰め物をしないものや、チョコレートやプラリネなどを詰めたブリオッシュがあります。
食事のパンでは小麦粉と水と塩のみで作るものがほとんどですが、ブリオッシュは卵とバターを多く加えリッチな味わいなっています。ブリオッシュやクロワッサン、パン・オ・ショコラなどの甘いパンはヴィエノワズリーといい、パティスリーにも置いてあります。
名前
- Brioche
-
[bʁijɔʃ] ブリオッシュ / フランス語
構成
分類 | ヴィエノワズリー/菓子パン |
構成 | 発酵パン生地/ブリオッシュ生地 |
材料 | 小麦粉 全卵 バター 砂糖 塩 酵母 |
ブリオッシュの種類
誕生した時代・場所・人物
時代 | 16世紀 |
国 | フランス |
地域 | ノルマンディー地域圏 |
町 | – |
人物 |
歴史・由来
ブリオッシュの発祥は16世紀のフランス北西に位置するノルマンディー地方といわれています。
ノルマンディー地方は昔から酪農が盛んで、牛乳やバターやチーズが豊富につくられていました。
食事用のパンは小麦粉と水と塩と酵母だけで作られていました。ノルマンディー地方の人々は、その素朴なパンに特産の牛乳やバターや卵を加えてパンを作っていました。バターなどの乳製品や卵を加えると、生地がやわらかくなり味わい深くなります。
お菓子の基本的な材料は小麦粉・バター・卵・砂糖ですが、ブリオッシュも同じ材料をつかいます。この頃、ブリオッシュはお菓子とみなされていました。
1694年に書かれた本の中に、Brioche(ブリオッシュ)という言葉が使われたという記録が残っています。すでにこれ以前にはブリオッシュという名前で呼ばれていました。
中世時代には教会で祝福パンとしてブリオッシュが使われていました。祝福パンとはカトリック教会で司祭によって祝福され、ミサの後に配られるパンのことです。
正確にいうと、ブリオッシュよりも、ブリオッシュ生地に牛乳を加えた牛乳パン(pain au lait)のほうが多く使われていました。
Briocheという名前は、ノルマンディーの古い言葉であるノルマン語で「生地をこねる」を意味する動詞brier から派生したものに、「かき混ぜる」という意味のoche/ocherという接尾語をつけてBriocheとなりました。
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