フランス語ディクテの勉強のしかた|効果3倍なやりかたを教えます

以前、フランス語のディクテが学べるサイトを紹介しました。

参考記事:無料のディク教材でフランス語を基本からおさえよう!

今回は、フランス語のディクテの勉強法を紹介します。

そもそもディクテは、フランスの小中学生が行っている勉強法で、フランス語が正しく書けるかという書き取りの勉強です。ネイティブなので聞き取りはできるし単語も知っていることが多いためです。フランス語は知っての通り、発音しないスペルが出現することが多いため、その単語が正しく書けるかを練習していくんだそうです。

わたしたちも子どもの頃、学校で先生が言う日本語を漢字で書いたりした記憶ってないですか?それと同じです。

フランス語学習者にとっては書き取りの練習にもなりますが、正しくフランス語が聞けているのかという聞き取りの確認にもなります。

いろんなディクテの方法を試しながら、自分のディクテのやり方を見つけましたので紹介したいと思います。

フランス語のディクテのしかた

1.4回ディクテをする

1センテンスごとに区切って音声を聞いて書いていきます。

最後の文章まで終わらせたら、また最初からを4回繰り返します。1回目では聞き取れなかった語も2回目、3回目で聞き取れることもあります。4回目はスペルや複数形・女性形が合っているかを確認します。

特に4回っていう決まりはないんですが、3回目以降だともう聞き取れない場合が多いので時間節約のため4回までにしています。4回目はスペルや文法が合っているかの確認に当てています。何回でも聞いたら聞き取れそうという方は何回でも聞き取っていいと思います。

2.答え合わせをする

赤ポールペンで答え合わせをします。

3.単語を覚える

分からなかった単語や表現を調べて書きます。自分が元々知らなかった単語なのか、単語は知ってたけれど発音が聞き取れなかったものかを確認します。

  • アプリを使って単語を覚える

知らなかった単語は、単語アプリに入れて覚えていきます。

参考記事:これなら覚えれる!スマホを使ったフランス語単語の覚えかた

聞き取れなかった単語は発音を確認して何度も声に出して発音します。

  • イラスト描いて単語を覚える

日本語で意味を調べてもピンとこない言葉はイラストを書いて覚えていきます。

フランス語ディクテの勉強のしかた

例えば、une antilope 日本語にすると「レイヨウ」レイヨウって言われてもよく分からないので、google画像検索で調べてイラストを描いたりします

 

4.できなかったところを分析する

自分がディクテした文章を見てどこが自分が弱いのかを確認します。確認する項目は以下の感じです。

意味は知っているが聞き取れていない単語はあるか

聞き取れなかった単語は自分でも発音できない単語なので、その単語を何度も声に出して発音していきます。

リエゾンが聞き取れているか

リエゾンは理論よりも慣れなので、文章を音読することで体で覚えていくようにしています。

知らない単語があるか

わたしの場合は単語アプリで覚えるようにしています。知らない単語は覚えるしかないので、あの手この手で覚えていきます。

  • 女性形や複数形や時制が合っているか

発音しない複数形のs、女性形のeを忘れていないか。特に il / ils の活用動詞は発音が同じであることが多いのでよ〜く注意が必要です。il/ilsは前後の文章で判断しなければいけません。

自分が聞き取りや書き取りでどこが弱いのかを確認します。リエゾンや単語の聞き取りができてない場合は音読、知らない単語が多ければ単語を覚える、複数形・女性形・時制が苦手な場合は文法と言った具合に優先する勉強法が見えてきます。

分析するのは時々確認のためで大丈夫です。

5.フランス語を音読する

ここまでだとほんとにフランス語の書き取りと単語だけの勉強になってしまうので、ディクテした文章を音読していきます。聞き取って書いた文章を自分で発音できるかを確認します。最初は音声の後に繰り返して音読したり、シャドーイングしたり、音声なしで音読します。

以上でディクテの勉強が完了です!

わたしのおすすめするディクテ教材

ディクテのテキストはあまりありませんが、CD付きのテキストならどんなものでもディクテの練習ができますよ。

とりあえず文法を一通りやった方にはこちらのテキストがおすすめ。短い一文ずつディクテができるので、比較的簡単です。

慣れてきたら、少し長めの文章でもディクテしてみましょう。こちらのテキストはパリジャンへのインタビューが収録されているので、ネイティブの話す言葉が学べるみたい。そして、30%遅くした音声も聞けるところが最大のおすすめポイント。早い発音は遅く聞いたりして正確に音をとらえないと聞き取れないんです。これおすすめ!

わたしは Le tour du monde en 80 jours(80日間世界一周)というジュール・ヴェルヌの小説でディクテをやっていました。物語に動きがあるのでディクテをやってて楽しいです。

 

まとめ

ディクテはただ聞き取って書くだけだと書き取りだけの勉強になってしまうのですが、こうやって細かくやっていけば聞き取り書き取りだけでなく、文法や単語の勉強にもなります。自分の欠点が色々と見えてくるっていうのもいいところです。ディクテをきちんと勉強していけば効果は大きいと思います。

おすすめの勉強法ですので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

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