今、語学学校には通ってないんですが、なんとな〜くフランス語は勉強しています。一応、ネットでフランス語の授業は受けてはいますが、主にフランス語ニュースのラジオを聞いたり、テレビのフランス語を聞いたりしてます。以前よりもだいぶ聞き取れるようになっています。聞き取れるようになると、ニュースや会話がすごく楽しいですね。
今までの勉強の成果なのか、だいぶフランス語を読むのに抵抗は無くなったし、聞き取れるようになってきています。今までの勉強もムダじゃなかったのかなと思っています。
この記事では、フランス語の勉強で使ったノート、ノートの書き方や工夫した点について書いています。
読解用ノート
フランス語の授業を受けていたとき、読解の授業の予習と復習をしてたときのノートです。授業ではテキストを使って進めていきました。長文はすぐには理解できにくかったため、予習としてフランス語文を書き写して意味を把握していました。また、復習ではリスニング部分を書き写して、音声を聞きなおしていました。
- レベル:B1
- 使ったノート:無印の罫線ノート
無印のノートはコンパクトなB5サイズもあるし、罫線の幅がちょうどよく、かなりの頻度で使っていました。
読解用ノートの書き方
テキストにあるフランス語の文章を全部(時には)ノートに写してました。文を1行書いて、1行空白にして書きます。
フランス語の文を理解するのがすごい苦手だったので、1行の空白部分に分からない単語の意味を書いたり、文の主語・動詞・副詞などを明確にしてました。フランス語の文章って、修飾語が長かったり、音の関係で動詞と主語が倒置されてたりするので、一文ずつ丁寧に分析してました。
テキスト半分くらいこの分析を続けていったら、だいぶフランス語の文章が理解できるようになったなぁって感じました。出てくる長文を全部手書きしてたんで、2時間の授業を受けるのに2時間の予習がかかってました。でも、時間をかけた分、今では長文の構造は理解できていると思います。


授業用のノート
フランスの語学学校に通っていたころのノートです。
- レベル:B2
- 使ったノート:罫線の入ったルーズリーフ

ちなみに、フランスにある一般的なノートって罫線がたくさんあるタイプなんです。横に4本単位で引かれた罫線のあるノートです。
こうやって丁寧にバランスよく文字を書くように練習するんだそうです。高校生までの生徒がよく使います。
実際、学生さんの文字は日本でいうブロック体ではなく、上から2番目のようなフランス特有な筆記体でかくので、ちょっと読みにくいんですよね。
ラインが横にたくさん入っているので書きにくいと思ったのですが、文字を書く幅がちょうど良く書きやすいノートです。ボールペンを使うと文字がはっきりとみえます。
このノートはスーパーや文具店で手頃な価格で売られています。逆に日本で一般的な6ミリくらいの感覚で罫線が引かれているノートはあまり売られていません。
授業ノートの書き方
科目がいくつかに分かれているので、ルーズリーフを使って科目別にノートをまとめています。授業でもらうプリントは透明のバッグに入れて、ルーズリーフノートと同じファイルに入れていました。
従業の際には、そのまとめたファイルを持って行きます。プリントとノートを同じファイルにまとめると、忘れ物のリスクがなくなるし、きちんとまとめられているので、復習しやすいです。

大学付属の授業では授業中や家でフランス語をひたすら書くっていうことが多くて、ノートの紙がたまっていくため、ルーズリーフにまとめててました。ふつうのノートだと科目別に持ち運ばないといけないし、プリントもバラバラになるので、このルーズリーフを使う方法はおすすめです。整理整頓が苦手なわたしでもうまいこと混乱せずにすみました。
単語用ノート
フランス語を勉強始めて、単語力が足りないなぁって時に使ったノートです。
- レベル:B1くらい
- 使ったノート:単語用のノート(手のひらサイズ)フランスにも少ないですがいくつかの種類の単語帳が売ってます。
もちろん日本にも同じようなノートはあります。っていうか日本のほうが豊富。

日本語かフランス語の単語が隠れるようなしおりを手作りしています。
単語ノートの書き方
左側にフランス語、右側に日本語を書いて、日本語部分を隠して単語を覚えていくっていうおなじみのものです。フランスにもあることにちょっと感動しました。
フランス語の授業などでわからなかった単語を書いていって覚えていってました。
覚えたものは単語の隣りに青色でチェックを入れて、3回覚えてたら、その単語は覚えるの終わり。3回やっても覚えていないものは黄色の蛍光ペンでチェックして、その黄色の単語だけ覚えていくようにしてました。
日本で売っている単語帳だと、もっと書きやすくて覚えやすそうなものが出てます。こちらの単語帳が使いやすそうです。効率がよさそうです。
ディクテのためのノート
フランス語のディクテをするときに使っているノートです。
ディクテ(dictée)とは、フランス語で話した文章を書き取ることです。フランス語は発音と綴りが異なるのが特徴なため、小学生くらいから行われる学習法です。
- レベル:B1〜今もつかってます
- 使っているノート:無地のノート

このノートってA5サイズよりも少し小ぶりのサイズで、無地なので縦にも横にしても使えるノートです。
紙の品質はさほどよくないものがおすすめです。ディクテは殴り書きして、丁寧に文字をかきません。上質なノートだと緊張して殴り書きできなくなります。(わたしの場合ね)
なので、安っいペラペラのノートを使っています。ノートを新しくして書き始めるときって書くことに緊張してしまうんですが、ディクテのように雑に書いたほうがいいノートは安めのものを使うといいと思います。
わたしのように新しくて上質なノートは緊張してしまうっていう繊細な心(?)をもった方におすすめします。
ディクテ用ノートの書き方
ディクテって聞き取れたところをばーっと書き取らないといけないし,聞き取れなかったところは空白を取らないといけないので、罫線のあるノートに丁寧に書くっていうよりかは無地ノートに書いたほうがやりやすいです。空欄にイラストや単語の意味を書いたりできます。
これはディクテ用だけに使ってて、分からなかった単語は単語ノートに写して、そっちで覚えてます。なので、このノートはらくがき帳みたいな感覚。
構えずに、ディクテやってみようかなぁって思ったときにすぐやれますよ。
Production écrite 用のノート
- レベル:DELF B2 ~ DALF
- 使ったノート:無印ノート B5 6mm罫線
DELF や DALF では Production écrite(作文)の試験があります。その訓練のために、作文をノートに書いていました。書いた後は先生に提出して採点してもらうため、1行開けて書いています。
練習でも作文って緊張しますよね。書かないといけない定型文を含めたりとか、いろんな決まり事がガチガチにある上に、課題に沿った文章を書かいて、文字数は気にしないといけないし、時間は短いし。
このわたしのノートにもその緊張感が伝わってきます(汗


レシピを読むための勉強ノート
フランス語を勉強し始めてから、料理や菓子のレシピも読めるようになりたいと考えていました。
なので、フランス語のレシピ本を筆写して、ノートを作っていました。たくさん筆写をしていると、レシピでよく使われている表現や動詞が把握できるようになりました。
また、製菓関連の歴史や辞典、新聞記事なども筆写していました。長い文の場合はコピーを貼り付けていました。



小説を筆写するためのノート
好きな小説はノートに書き写したりもしていました。といっても、最初のページだったり、気になるページだけを書いていました。(長いので)
わたしはこの頃、アガサクリスティの小説が大好きになって、フランス語版も読んでいました。ある小説の冒頭部分の文章が大好きだったので、ノートに書かずにはいられませんでした。
ノートに書いて、意味を理解していき、知らない単語も覚えて、オーディブルで音を聞いて、何度も音読もしていきました。冒頭部分は今でも思い出してしまうくらいです。
(小説を丸々写しているので、ノートの画像はお見せできません。著作権が切れてないので)
冒頭部分の描写はとても美しくて、その情景が思い浮かびます。ぜひ、日本版でもフランス語版でも読んでいただければと思います。
こちらがフランス語のオーディブル版です。物語の内容も面白いし(知っている人も多いかも)、何よりもフランス語の勉強になります。
わたし流フランス語を勉強するノートの選びかた
文房具って結構好きで、日本にいるときはスケジュール帳とかペンとかいろいろこだわったりして使ってたんですが、フランス語を勉強するときのノートにはこだわりはあんまりありません(笑)
わたしのノートの選び方は、
- なるべく薄いもの(50枚くらい)
- 表紙がペラペラなもの
理由は、表紙がチープだとぼろぼろになるのが早いし、薄いものだとノート1冊使い終わるのが早いと勉強したなぁ〜っていう気になるからです。勉強したなぁ〜っていう気になるのは重要です。
無印良品のノートをよく使っていました。無印はフランスでも買えるし、フランス製のノートよりも安かったりします。
勉強用のノートって、いつまでも大切に持っているものじゃないし、書いたことは早めに覚えてしまって、ノートはなるべく早めに捨ててしまいたいです。あくまでもわたしにとってフランス語は手段なので。
わたしのノートの使いかたでした。参考になればうれしいです。
こちらがわたしの使ったノートたちです。ここ最近のしか残しておらず、ルーズリーフノートはDELF/DALFの勉強を一旦終えたということで、捨ててしまいました。この画像の5倍(大げさではない)はありました。


