ブレのマカロンとは東フランスのブレ＝モゼルで作られているマカロンです。アーモンドと卵白、砂糖を混ぜた生地をスプーンですくって焼いているのが特徴です。
ブレ(Boulay)とはグラン・テスト地域圏(Grand Est)にある町です。正式な町の名称はブレ＝モゼル (Boulay-Moselle)ですが、しばしばブレと呼ばれています。
目次
名前
- Macaron de Boulay
-
[makaʁɔ̃ də bulɛ] マカロン ド ブレ / フランス語
「ブレのマカロン」という意味
種類・構成
| 分類 | パティスリー/プチフール/マカロン |
| 種類 | マカロン生地 |
| 材料 | アーモンド 砂糖 卵白 |
誕生した時代・場所・人物
| 時代 | 1854年(19世紀) |
| 国 | フランス |
| 地方 | グラン・テスト地域圏 |
| 町 | ブレ＝モゼル(Boulay-Moselle) |
| 人物 | パティシエ ビネス・ラザール(Binès Lazard) / フランソワーズ(Françoise) |
歴史・由来
1854年、ブレ＝モゼルのサン＝タヴォル(Saint-Avold)通り13番地にあるパティスリーで、ビネス・ラザールとその妻フランソワーズがマカロンを作りました。これがブレのマカロンです。
彼らの子孫によってマカロンのレシピは厳しく秘密にされ、1963年にアレクサンドル家(Alexandre)に受け継がれました。
材料は生のスイートアーモンド、砂糖、卵白を用い、スプーンを使って成形します。伝統的に黒で文字が印刷された赤い箱に入れて販売しています。
現在でもブレのマカロンは当時と同じ場所、同じレシピで作られています。現在、パティスリーは「ブレのマカロン Macarons de Boulay」といい、同様に赤い箱に入れて販売しています。
このパティスリーによると、1937年のイギリス王ジョージ6世が訪問した際、ブレのマカロンがロレーヌ地方出身のフランス大統領アルベール・ルブランによって贈られました。さらには、大統領シャルル・ド・ゴールや作家アンドレ・モーロワなど多くの著名人がブレのマカロンを好んでいたそうです。
現在では、日本やアメリカ、オーストラリア、イスラエル、カナダなど世界中に発送されているほどの人気があるとのこと。
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