ビスキュイ・ローズはランス発祥のピンクに色付けたビスケットです。長さ7,5cm横3cmほどの長方形で、表面は白い粉砂糖で覆われて、軽い食感です。
小麦粉、砂糖、卵でビスキュイ生地を作り、バニラエッセンスと赤色のコチニール色素で色づけ、表面に粉砂糖をふって焼成します。コーヒーや紅茶、ショコラ、シャンパーニュや赤ワインに軽く浸して食べます。
名前
- Biscuit rose
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[biskɥi ʁoz] ビスキュイ ロース / フランス語
「ピンク色のビスケット」という意味 - Biscuit rose de Reims
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[biskɥi ʁoz də ʁɛ̃s] ビスキュイ ローズ ド レンヌ / フランス語
「レンヌのピンク色のビスケット」という意味
構成
分類 | パティスリー/ビスキュイ |
構成 | ビスキュイ生地 |
材料 | 卵 砂糖 小麦粉 バニラの自然香料 コチニール色素 粉砂糖 |
誕生した時代・場所・人物
時代 | 1690年代 (17世紀) |
国 | フランス |
地方 | ブルターニュ地域圏 |
町 | レンヌ |
人物 | パン職人 |
歴史・由来
ビスキュイ・ローズは1690年代にランスで作られました。
シャンパーニュ地方のパン職人たちはパンを焼いた後の釜に残った熱を有効活用したいと考えていました。乾燥させたパンを釜の余熱でもう一度焼くと言うアイデアを思いつきました。
ビスキュイ・ローズは初めは白い色のままでした。パン職人はさらに風味を足すために、バニラを加えました。しかし、バニラの粒が生地に斑点をつけ、見た目が悪くなってしまったため、赤い色素を加えてバニラの粒を消すことにしました。赤い色素はコチニール色素のことで、深い紅色をしています。
現在では、フォシエ (FOSSIER) という菓子メーカーがビスキュイ・ローズを生産し続けています。
フォシエとは?
フォシエはレンヌにあるビスキュイやプチガトーを中心とした菓子メーカーです。
1756年にレンヌにビスケット屋を創業し、1755年にルイ16世の戴冠式にビスキュイを献上し、王室御用達となりました。
フランス北東部のシャンパーニュ=アルデンヌ地域圏に6店舗あり、レンヌに工場もあります。
- Maison Fossier
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20 rue Maurice Prévoteau, 51721 Reims France
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